アカハライモリ恋の季節 紀南の山中
国と和歌山県の準絶滅危惧に分類されている両生類アカハライモリ(別名ニホンイモリ)が、恋の季節を迎えている。山中の水たまりなどでは、雄が尻尾を震わすなど求愛する姿が見られる。
アカハライモリは全長10センチ前後。背中は黒や茶褐色をしているが、腹部は名前の由来になっている赤地に黒の斑点模様が特徴。この模様は毒を持っているという警戒色であると考えられている。
求愛は、雄が雌の行く手に回り、紫色の婚姻色になった尻尾を大きく曲げて小刻みに震わせるなど複雑な行動を見せる。雌の受け入れ態勢が整うと、雄が落とした精子の入った袋を体内に取り込む。
田辺市本宮町では、1匹の雌に複数の雄が群がって求愛する姿が何カ所かで観察できた。
県内全域に生息し、農耕地にも多かったことから、古くから親しまれてきた生き物。近年、その生息地が激減している。
アカハライモリは全長10センチ前後。背中は黒や茶褐色をしているが、腹部は名前の由来になっている赤地に黒の斑点模様が特徴。この模様は毒を持っているという警戒色であると考えられている。
求愛は、雄が雌の行く手に回り、紫色の婚姻色になった尻尾を大きく曲げて小刻みに震わせるなど複雑な行動を見せる。雌の受け入れ態勢が整うと、雄が落とした精子の入った袋を体内に取り込む。
田辺市本宮町では、1匹の雌に複数の雄が群がって求愛する姿が何カ所かで観察できた。
県内全域に生息し、農耕地にも多かったことから、古くから親しまれてきた生き物。近年、その生息地が激減している。