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観光業者に最高3千万円 和歌山県が緊急融資制度

 和歌山県は20日、新型コロナウイルス感染症で大きな影響を受けている観光関連業者の資金繰りを支援するため、最高3千万円の融資制度を創設した。1年間無利子とするほか、全期間にわたり保証料を免除する。

 創設したのは経営支援資金「観光関連緊急対策枠」。対象は宿泊施設や温泉保養施設、観光貸し切りバス、遊覧船、レストラン、ドライブイン、土産物店などで、一定以上の売り上げ減少を市町村が認定した業者。

 融資利率は1年目は無利子だが、2年目以降は1・2%以内か1・4%以内となる。

 県は1日にも、中小企業を対象に経営支援資金「新型コロナウイルス感染症対応枠」として、最高3千万円(3年間無利子、無担保、全期間保証料減免)の融資枠を設けている。対象者は重複して融資申し込みができる。

 申し込みは各金融機関へ。受け付けは6月末までで、融資は7月末までに実行する予定。受付期間は必要に応じて延長する。

 制度の問い合わせは県商工振興課(073・441・2744)へ。

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