スマホ画面で119番 田辺西牟婁指令センターが導入
和歌山県田辺市と白浜町の消防本部が共同で運用している「田辺西牟婁地区消防指令センター」(田辺市新庄町)は本年度、インターネットを通じてスマートフォンの画面上で119番通報ができる仕組みを導入する。聴覚や発話に障害があるなど、音声での通報が難しい人も円滑に通報することができる。
センターは、田辺市と上富田町、白浜町、すさみ町からの119番通報に対応する消防本部の司令塔。
導入するのは「Net119緊急通報システム」。出動先として住所などを事前に登録。チャット形式で詳細なやりとりができ、GPS機能を使えば外出先でも現在地に救急車を向かわせることができる。
希望する人は、持病やかかりつけの病院、家族の連絡先などの情報も登録できる。県外で通報した場合、システムの運営業者を通じて、現地の消防本部と通報者の情報を共有できるという。
センターではこのほか、台風などの災害で電話線が断線した場合に備えて、回線を維持できるよう電話線のルートを一つ増やす。また、パソコンなどの情報処理能力を向上させるために機器の一部を更新する。いずれも田辺市が総事業費1億1122万円を本年度当初予算に盛り込んだ。
冨田一之指令センター長(49)は「『Net119』は、より気軽に、安心して外出できるようになるのが一番大きなメリット。センターの機能を強化することで、より地域の安心と安全に貢献できるようになると思う」と話している。
センターは、田辺市と上富田町、白浜町、すさみ町からの119番通報に対応する消防本部の司令塔。
導入するのは「Net119緊急通報システム」。出動先として住所などを事前に登録。チャット形式で詳細なやりとりができ、GPS機能を使えば外出先でも現在地に救急車を向かわせることができる。
希望する人は、持病やかかりつけの病院、家族の連絡先などの情報も登録できる。県外で通報した場合、システムの運営業者を通じて、現地の消防本部と通報者の情報を共有できるという。
センターではこのほか、台風などの災害で電話線が断線した場合に備えて、回線を維持できるよう電話線のルートを一つ増やす。また、パソコンなどの情報処理能力を向上させるために機器の一部を更新する。いずれも田辺市が総事業費1億1122万円を本年度当初予算に盛り込んだ。
冨田一之指令センター長(49)は「『Net119』は、より気軽に、安心して外出できるようになるのが一番大きなメリット。センターの機能を強化することで、より地域の安心と安全に貢献できるようになると思う」と話している。