GWおうちで過ごそう(4)/記者が選ぶ 今こそ見たい映画
ゴールデンウイークに自宅で見てほしいお薦めの映画を記者4人が選びました。ウイルスの世界的大流行を予言したような作品や、閉塞(へいそく)感を吹き飛ばすような作品などさまざま。レンタルDVDや動画配信サービスなどを利用して、個人や家族で楽しんでください。
映画が現実に?
アニメや特撮が好きなH記者が薦めるのは「シン・ゴジラ」(庵野秀明総監督、2016年公開)。今はゴジラを新型コロナウイルスに置き換えて見ればしっくりくる。前半は想定外の事態に対処が遅れる日本政府がリアル。後半は知恵を結集してゴジラに立ち向かう姿が描かれスカッとする。
感染症の大流行をテーマにした映画といえば「復活の日」(深作欣二監督、1980年公開)。新種のウイルス兵器によって世界が滅び、残されたわずかな人類が復活を目指す。話は暗めだが壮大なスケール。舞台となった南極やマチュピチュ遺跡などの映像美は現代でも色あせない。
憂鬱吹き飛ばそう
大学時代に映画研究会にいたK記者は、憂鬱(ゆううつ)を吹き飛ばすハラハラドキドキの作品を推す。
「スティング」(ジョージ・ロイ・ヒル監督、1973年公開)は、そんなエンターテインメントのお手本。大物ギャングに仲間を殺された若い詐欺師が、伝説の賭博師の助けを借りて、復讐(ふくしゅう)に挑む。二転三転するだまし合いはテンポ良く、おしゃれ。気持ち良くだまされてみてください。
「スターウォーズ エピソード1」(ジョージ・ルーカス監督、1999年公開)は、アクションと映像美が秀逸で、シリーズを知らなくても楽しめる。後に銀河を震撼(しんかん)させるダースベイダーの少年時代、師匠オビ=ワンの青年時代が描かれる。エンドロールの最後の仕掛けまで見逃せない。
古き良き作品も
映画好きのベテランM記者が挙げたのは古き良き2作品。まずは「用心棒」(黒澤明監督、1962年公開)。三船敏郎扮(ふん)する型破りな浪人の椿三十郎が、家老らの悪事をただそうとする若侍らをまとめ、危険な目に遭いながらも知恵と力で解決していく痛快時代劇。単なるヒーローものにならないところが、この映画の深いところ。衝撃のラストシーンも見どころ。若い人にはモノクロ映画が新鮮かも。
続いて「サウンド・オブ・ミュージック」(ロバート・ワイズ監督、1965年公開)。米国のミュージカル映画。有名な「ドレミのうた」を歌うシーンやオーストリアの大自然にぐっと引き込まれる。後半、主人公一家にナチスの手が忍び寄り手に汗握る展開に。家族愛、そして音楽が持つ力に元気づけられる一作。
絆 確かめ合おう
この春入社したばかりのN記者が薦めるのは「チャーリーとチョコレート工場」(ティム・バートン監督、2005年公開)。舞台は完全非公開のチョコレート工場。ある日、選ばれた5人だけが工場を見学し、さまざまなハプニングが起こるファンタジー・コメディー映画。チョコレートを食べながら見るとより楽しめる。
「アバウト・タイム~愛おしい時間について~」(リチャード・カーティス監督、2013年公開)は、過去に移動することができるティムが、その能力を使って家族や恋人との日々を繰り返し、幸せを見つける物語。「今過ごしている一日はすごく貴重で、身近な人の大切さを改めて感じる」とN記者。大切な人と見てほしい作品という。
=おわり
映画が現実に?
アニメや特撮が好きなH記者が薦めるのは「シン・ゴジラ」(庵野秀明総監督、2016年公開)。今はゴジラを新型コロナウイルスに置き換えて見ればしっくりくる。前半は想定外の事態に対処が遅れる日本政府がリアル。後半は知恵を結集してゴジラに立ち向かう姿が描かれスカッとする。
感染症の大流行をテーマにした映画といえば「復活の日」(深作欣二監督、1980年公開)。新種のウイルス兵器によって世界が滅び、残されたわずかな人類が復活を目指す。話は暗めだが壮大なスケール。舞台となった南極やマチュピチュ遺跡などの映像美は現代でも色あせない。
憂鬱吹き飛ばそう
大学時代に映画研究会にいたK記者は、憂鬱(ゆううつ)を吹き飛ばすハラハラドキドキの作品を推す。
「スティング」(ジョージ・ロイ・ヒル監督、1973年公開)は、そんなエンターテインメントのお手本。大物ギャングに仲間を殺された若い詐欺師が、伝説の賭博師の助けを借りて、復讐(ふくしゅう)に挑む。二転三転するだまし合いはテンポ良く、おしゃれ。気持ち良くだまされてみてください。
「スターウォーズ エピソード1」(ジョージ・ルーカス監督、1999年公開)は、アクションと映像美が秀逸で、シリーズを知らなくても楽しめる。後に銀河を震撼(しんかん)させるダースベイダーの少年時代、師匠オビ=ワンの青年時代が描かれる。エンドロールの最後の仕掛けまで見逃せない。
古き良き作品も
映画好きのベテランM記者が挙げたのは古き良き2作品。まずは「用心棒」(黒澤明監督、1962年公開)。三船敏郎扮(ふん)する型破りな浪人の椿三十郎が、家老らの悪事をただそうとする若侍らをまとめ、危険な目に遭いながらも知恵と力で解決していく痛快時代劇。単なるヒーローものにならないところが、この映画の深いところ。衝撃のラストシーンも見どころ。若い人にはモノクロ映画が新鮮かも。
続いて「サウンド・オブ・ミュージック」(ロバート・ワイズ監督、1965年公開)。米国のミュージカル映画。有名な「ドレミのうた」を歌うシーンやオーストリアの大自然にぐっと引き込まれる。後半、主人公一家にナチスの手が忍び寄り手に汗握る展開に。家族愛、そして音楽が持つ力に元気づけられる一作。
絆 確かめ合おう
この春入社したばかりのN記者が薦めるのは「チャーリーとチョコレート工場」(ティム・バートン監督、2005年公開)。舞台は完全非公開のチョコレート工場。ある日、選ばれた5人だけが工場を見学し、さまざまなハプニングが起こるファンタジー・コメディー映画。チョコレートを食べながら見るとより楽しめる。
「アバウト・タイム~愛おしい時間について~」(リチャード・カーティス監督、2013年公開)は、過去に移動することができるティムが、その能力を使って家族や恋人との日々を繰り返し、幸せを見つける物語。「今過ごしている一日はすごく貴重で、身近な人の大切さを改めて感じる」とN記者。大切な人と見てほしい作品という。
=おわり