和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

まち歩きの拠点に 紀伊勝浦駅前に観光案内所

JR紀伊勝浦駅前にオープンした観光案内所(和歌山県那智勝浦町で)
JR紀伊勝浦駅前にオープンした観光案内所(和歌山県那智勝浦町で)
 和歌山県那智勝浦町は28日、JR紀伊勝浦駅前にあった空き店舗を改修して整備した観光案内所を開所した。まち歩きの拠点として活用したいという。

 町によると、これまでも駅舎内には町観光協会が観光案内所を設けていたが、2015年度にキオスクが閉店してから利用されていなかった場所を活用し、手狭だった観光案内所も移転して充実させようと、新たな施設を設けた。

 施設は鉄骨平屋で、広さは66・90平方メートル。JR西日本が町に建物を無償で譲渡し、土地も無償で貸与。町は観光庁の補助制度を活用し、紀州材や暖色系の壁紙を使うなどして親しみやすい空間に改修した。改修費は約1414万円。

 案内所では町観光協会や南紀勝浦温泉旅館組合のスタッフ、町の国際交流員が観光客に対応する。英語と中国語にも対応した観光案内ロボットや観光プロモーション動画を上映する50インチのディスプレー、外貨両替機などを備えているほか、自転車の貸し出しもしている。営業時間は午前9時~午後6時で、年中無休。

 堀順一郎町長は「新型コロナウイルスの感染拡大で町は大変な打撃を受けているが、終息後はたくさんの方々にお越しいただき、観光や商店街の総合案内、まち歩きの拠点として活用していきたい」と話している。

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