白浜町が経済対策1億3800万円 新型コロナで観光損失5億円超
和歌山県白浜町は25日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、1億3800万円規模の経済対策を発表した。プレミアム付き商品券を発行するほか、中小事業所への支援策を拡充する。水道料金は半年分について2割余り減額する。
町内では、宿泊施設の予約キャンセルが相次いでおり、少なくとも8800件、売り上げにして5億円を超える損失が出ているほか、資金繰りにあえぐ事業所も出ている。
このタイミングでの対策公表について、井澗誠町長は記者会見で「非常事態と捉えており、一日も早く対策を打たないと地域経済がもたないと判断した」と説明した。
町は、関連する議案を4月上旬に開催予定の町議会臨時会に提案する。可決後、速やかに着手するとしている。
商品券の発行は、町内での消費を促す狙いで、1万円で1万3千円分を購入できるようにする。金種を複数にして使いやすくすることも検討する。町内の商工会を通じて販売する。
事業所への支援策は、金融機関から融資を受けた際の金利分を実質ゼロにするものと、信用保証料の補助を増やす内容にする。
水道料金の減額は、6月から11月までの点検分。町は昨年10月に水道料を3割引き上げたが、改定前の金額に減額することで支援するという。
さらにウイルス感染の終息後を見据え、誘客を図る目的で、町内への旅行料金を最大で半額とする事業も盛り込んだ。
財源は財政調整基金を取り崩して充てる。水道料の減額総額は、昨年度の実績から考えて約8千万円になると町はみている。町は財源措置を政府・与党に要望する。
新型コロナウイルスを巡る事態は、まだ終息の兆しを見せていない。町は「いろんな要望が出てくるかもしれない。実効性を判断し、対策として打てるものは打っていきたい」と第2弾以降の対策についても含みを持たせた。
町内では、宿泊施設の予約キャンセルが相次いでおり、少なくとも8800件、売り上げにして5億円を超える損失が出ているほか、資金繰りにあえぐ事業所も出ている。
このタイミングでの対策公表について、井澗誠町長は記者会見で「非常事態と捉えており、一日も早く対策を打たないと地域経済がもたないと判断した」と説明した。
町は、関連する議案を4月上旬に開催予定の町議会臨時会に提案する。可決後、速やかに着手するとしている。
商品券の発行は、町内での消費を促す狙いで、1万円で1万3千円分を購入できるようにする。金種を複数にして使いやすくすることも検討する。町内の商工会を通じて販売する。
事業所への支援策は、金融機関から融資を受けた際の金利分を実質ゼロにするものと、信用保証料の補助を増やす内容にする。
水道料金の減額は、6月から11月までの点検分。町は昨年10月に水道料を3割引き上げたが、改定前の金額に減額することで支援するという。
さらにウイルス感染の終息後を見据え、誘客を図る目的で、町内への旅行料金を最大で半額とする事業も盛り込んだ。
財源は財政調整基金を取り崩して充てる。水道料の減額総額は、昨年度の実績から考えて約8千万円になると町はみている。町は財源措置を政府・与党に要望する。
新型コロナウイルスを巡る事態は、まだ終息の兆しを見せていない。町は「いろんな要望が出てくるかもしれない。実効性を判断し、対策として打てるものは打っていきたい」と第2弾以降の対策についても含みを持たせた。