熊野古道沿いで群生しているコショウノキの花(26日、和歌山県田辺市本宮町で)
和歌山県田辺市本宮町で、熊野古道沿いに群生しているコショウノキが、芳香のある白い花を無数に咲かせている。
群生があるのは、熊野本宮大社の近くにある祓殿王子から、三軒茶屋跡へ向かって熊野古道を250メートルほど行った「祓殿石塚遺跡」の近く。
コショウノキはジンチョウゲ科の常緑小低木で、枝先に1センチほどの小さな花を固まって咲かせる。実が香辛料のコショウのように辛いことが名前の由来とされる。
群生そばの熊野古道には芳香が漂っており、「すごくいい香り」などと花をめでながら、冬の古道歩きを楽しむ人の姿も見られた。