和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

供給、在庫は十分 まとめ買い相次ぐトイレットペーパー

 国内のドラッグストアなどでトイレットペーパーをまとめ買いするケースが相次いでいる。「生産が追い付かない」といった誤った情報が広まったためとみられ、紙製品メーカーの業界団体「日本家庭紙工業会」の担当者は「供給、在庫は十分あり、生産体制にも問題ない」と話している。

 新型コロナウイルスに関連し、「マスクと同じ原料」「中国での生産が追い付かない」といった情報がSNSなどで拡散。各地でトイレットペーパーをまとめ買いする人が増えた。和歌山県田辺市内にあるドラッグストアでも、27日からトイレットペーパーをまとめ買いする人が目立ち始めたという。

 同会によると、トイレットペーパーとマスクでは原料が異なり、中国からの原料の輸入もない。また、流通しているトイレットペーパーの98%が国内で生産されているため、SNSで出回っているのは間違った情報という。

 担当者は「各メーカーも順調に生産し、供給量や在庫も十分ある。ただ、消費者が一度に店頭に殺到すると、入荷まで一時的に商品がなくなることはあり得る。商品がなくなってもすぐに供給できる状態なので、必要な分だけ購入するようにして、冷静に行動してもらえたら」と話している。

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