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「第33回橋田賞」発表、連続テレビ小説、石井ふく子プロデューサーに橋田壽賀子生誕100年記念特別賞

橋田壽賀子さん(2018年撮影) (C)ORICON NewS inc.
橋田壽賀子さん(2018年撮影) (C)ORICON NewS inc.
 「橋田文化財団」により1993年に創設され、第33回となる「橋田賞」各賞が発表された。日本人の心や人と人とのふれあいを温かく取り上げてきた番組と人に対して顕彰助成する目的で設けられた。

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 以下のとおり、「橋田賞」10件(野村昭子賞1件含む)、新人脚本賞5件の候補を選出。3月29日に開催された橋田文化財団理事会にて報告され、承認を受けての発表となった。

 本年は前理事長の橋田壽賀子さんが存命であれば、5月10日に満100歳を迎える巡り合わせの年であることを記念して、橋田壽賀子生誕100年記念特別賞2件が選出された。

■橋田賞

●連続テレビ小説『虎に翼』 (NHK)
 日本初の女性弁護士誕生の実話を基に、女性の権利や社会進出を巡る課題など現代にも通じる社会問題を巧みに織り込み、法のもとで生きる人々の成長を深い人間ドラマとして紡ぎ出し、視聴者の強い共感を呼んだ。

●『カンブリア宮殿』 (テレビ東京)
 長年にわたり経済やビジネスの最前線で活躍する人々の挑戦や理念を掘り下げた良質な番組を制作し、視聴者に新たな視点と気づきを提供し続けてきた。

●宮藤官九郎 (脚本家/くどう・かんくろう)
 『不適切にもほどがある!』(TBS)『新宿野戦病院』(フジテレビ)では、ユーモアと社会批評を巧みに織り交ぜ、視聴者に深い問いを投げかけるなど、独自の視点と卓越した脚本力で、日本の映像文化に新たな地平を切り開いてきた。

●阿部サダヲ (俳 優/あべ・さだを)
 『不適切にもほどがある!』(TBS)では、昭和から令和へタイムスリップする主人公を圧倒的なエネルギーとユーモアで演じ、作品に鮮烈な躍動感をもたらした。『広重ぶるう』(NHK)でも卓越した表現力で異なる時代に生きた人物を好演。

●伊藤沙莉 (俳 優/いとう・さいり)
 連続テレビ小説『虎に翼』(NHK)で、日本史上初めて法曹界に飛び込んだ女性の姿を力強く演じ、視聴者の心を深く揺さぶった。主人公の強さと脆さ、情熱と葛藤を繊細に表現し、作品のテーマ性を際立たせた。

●池上彰 (ジャーナリスト/いけがみ・あきら)
 長年にわたりジャーナリスト・解説者として、社会の出来事を的確に捉え、わかりやすく伝え続けてきた。『池上彰のニュースそうだったのか!!』(テレビ朝日)においても、複雑な時事問題を誰にでも理解できる形で解説し、社会理解の一助となっている。

■橋田賞新人賞

●河合優実 (俳 優/かわい・ゆうみ)
 『不適切にもほどがある!』(TBS)『RoOT /ルート』(テレビ東京)などの作品において卓越した演技力と鮮烈な存在感を示し、日本のドラマ界に新たな息吹をもたらした。その将来性を高く評価したい。

●奈緒 (俳 優/なお)
 『あのクズを殴ってやりたいんだ』(TBS)では、葛藤を抱えながらも強く生きる女性を繊細かつ大胆に演じ、『春になったら』(関西テレビ)では、温かさと切なさを兼ね備えた人物像を見事に表現して視聴者に深い感動と共感をもたらした。

●松本若菜 (俳優/まつもと・わかな)
 『西園寺さんは家事をしない』(TBS)『わたしの宝物』(フジテレビ)などの作品で、深みのある演技と確かな表現力によって繊細な感情の機微を巧みに描き出して多くの視聴者をひきつけ、長年の努力が花開いた輝きを見せた。

■野村昭子賞
 名脇役として数々の作品を支え、多くの視聴者の心に残る演技を届けてきた
故・野村昭子さんの功績と精神を称え、その志を未来へと受け継いでいくことを
目的として創設された。

●草村礼子(俳 優/くさむら・れいこ)
 長年にわたり映像・舞台作品で確かな存在感を示し、多くの物語に深みと温かみをもたらしてきた姿は視聴者の心に深く刻まれ、日本のドラマ界に欠かせない存在として、その功績を称えたい。

■橋田壽賀子生誕100年記念特別賞

●連続テレビ小説 (NHK)
 1961年の放送開始以来日本の朝に温かさと希望を届け続け、視聴者の心に深く刻まれる物語を紡いできた。橋田壽賀子も『おしん』をはじめとする作品を手がけ、家族に寄り添うドラマの在り方を示した。この番組が描いてきた「日本人の心のふれあい」は、橋田が生涯追い求めたテーマでもあり、その精神が今もなお息づいていることに対して。

●石井ふく子 (プロデューサー・演出家/いしい・ふくこ)
 日本のテレビドラマ界をけん引し、数々の名作を生み出してきた。その功績は計り知れず、時代を超えて視聴者の心に深く刻まれている。橋田壽賀子とは長年にわたり強い絆で結ばれ、数多くの作品を共に創り上げてきた。今なお現役で人々の心に残る作品を作り続けているその功績を称えたい。

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