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みなべの里山駆け抜ける 梅の里トレイルラン 271人が挑む、和歌山

梅の里トレイルランでスタートを切る参加者(16日、和歌山県みなべ町滝で)
梅の里トレイルランでスタートを切る参加者(16日、和歌山県みなべ町滝で)
梅畑のコースを走る、韓国からのランナー(和歌山県みなべ町清川で)
梅畑のコースを走る、韓国からのランナー(和歌山県みなべ町清川で)
 山道を走るトレイルランニングの大会「梅の里トレイルラン2025」(実行委員会主催)が16日、和歌山県みなべ町の高城・清川地域で開かれた。ミドル(27キロ)とショート(10キロ)のコースに271(男207、女64)人が参加し、世界農業遺産の里山を爽快に駆け抜けた。


 大会は2018年にプレ大会として始まった。コロナ禍で20~22年の3年間は中断したため本大会としては4回目の開催。近畿を中心に全国各地からショートに111人、ミドルに160人が参加した。また、韓国からも過去最多の20人が参加した。

 コースは同町滝の高城中学校をスタートし、高幡山を登った後、大穂手街道を通り、清川球場でゴールするショートと、そこから水畝神社、三里ケ峰、巨岩群「こもり岩」などを通り高城中学校でゴールするミドルだった。

 参加したランナーは高低差のある険しい山道に息を切らし、立ち止まったり、空を見上げたりする様子もあったが、ボランティアスタッフや地元の人からの声援を受けながら力走していた。

 大会アドバイザーをしている栗原孝浩さんやトレイルランナーの相原千尋さん、アジアクロスカントリーで優勝経験のある猿見田裕香さんもコースを走った。

 今大会のオープニングでは、今年3月末で閉校となる高城中学校の2年生6人が和太鼓を演奏して参加者にエールを送った。

 和歌山市から初参加でショートを完走した、尾崎祥子さん(27)は「山道の上りは想像以上にきつくて苦しかった。その分、下りは爽快に走れて気持ち良かった。海まで見渡せる景色も最高だった。来年もぜひ参加したい」と笑顔で話した。

 辻本裕一実行委員会会長(49)は「みなべ町の自然を感じてもらうことで、少しでも地域が活気づくとうれしい。高城中の生徒さんが和太鼓を演奏して盛り上げてくれたので、最高の大会になった」と語った。

 入賞者は次の皆さん。

 【ミドル】男子=(1)貝瀬淳(新潟県)3時間1分3秒(2)岡本順央(京都府)3時間8分52秒(3)井上隆詞(同)3時間12分45秒▽女子=(1)山本庸子(大阪府)5時間7分(2)LEE SANG EUN(韓国)5時間9分55秒(3)楠部侑季(和歌山県)5時間16分48秒 

 【ショート】男子=(1)黒岩勇禅(埼玉県)1時間3分1秒(2)矢田修大(東京都)1時間4分52秒(3)鈴木レオナルド(愛知県)1時間5分▽女子=(1)山本まゆ(和歌山県)1時間19分4秒(2)久保瑚都(同)1時間25分43秒(3)松原紀恵(同)1時間32分45秒

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