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アプリで健康増進へ 住友生命と包括連携協定、和歌山県串本町

協定書に署名した田嶋勝正町長(左)と山中斉和歌山支社長=和歌山県串本町サンゴ台で
協定書に署名した田嶋勝正町長(左)と山中斉和歌山支社長=和歌山県串本町サンゴ台で
 和歌山県串本町は25日、住友生命保険相互会社と包括連携協定を結んだ。町民の健康づくりの推進と地域活性化が目的で、協定の締結は県内の自治体で初めて。町では来年、同社の健康アプリを利用した健康づくりプログラムを実施する。


 アプリはスマートフォンを使い、1週間ごとに自動設定された運動目標を達成することで、コンビニなどで飲み物などと交換できる。参加者が短期的な目標の達成を繰り返すことで、運動習慣を身に付けて健康増進につなげる狙いがある。

 同町で実施する健康づくりプログラム「Vitality(バイタリティー)串本ウオーク」は、18歳以上で同町在住か勤務している人を対象に、先着100人が8週間無料でアプリを利用。実施期間は来年3月3日~4月27日で、申し込みは2月24日に始まる。2月27、28日にアプリ登録のサポート会も開催する。

 串本町サンゴ台の町役場で25日、田嶋勝正町長と同社の山中斉和歌山支社長が協定書に署名した。

 山中支社長は「健康診断で血圧やコレステロール値、血糖値に異常が出たという方が『バイタリティー』を楽しんでもらうことで正常範囲に戻ってきているという実績も出ている。健康づくりに少しでも役立てば幸い」と話した。

 県の資料(2020年度)によると、同町の健康寿命は、男性が78・49歳(県内平均79・61歳)、女性が82・9歳(同84・08歳)と県内で最下位。田嶋町長は「年を重ねるごとに健康が大事だと改めて認識している。町民が健康であることで、町が生き生きしていくのではと感じる。健康寿命が県内で1位になるよう、プログラムを利用して町民が健康になるまちづくりに一層力を入れたい」と感謝した。

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