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広末涼子、アンコールの「MajiでKoiする5秒前」にファン大歓声 25年ぶりステージで感動フィナーレ【セットリストあり】

広末涼子『NEXWILL Presents RYOKO HIROSUE Premium Live Best Day Ever』千秋楽の模様
広末涼子『NEXWILL Presents RYOKO HIROSUE Premium Live Best Day Ever』千秋楽の模様
 俳優の広末涼子(44)が20日、東京・丸の内コットンクラブでプレミアム・ライブ『Best Day Ever』の千秋楽を迎えた。

【写真多数】美脚披露し熱唱…ライブの千秋楽を迎えた広末涼子

 同公演は俳優・広末涼子が独立後初のライブ活動として開催。12月9、19、20日にわたる3日間・計5公演で全公演満員御礼となった。セットリストは自身の楽曲に加え、1990~2000年代のJ-POPカバーを通じ、時代を超えて愛され続ける音楽を披露。千秋楽では「Best Day Ever」のタイトル通り、最後まで一音一音を大切に届けるパフォーマンスで締めくくった。

 開演時間を迎えると会場にスクリーンが下り、モノクロの映像が映し出された。公演までの道のりを記録したその映像が、観客の心を静かに惹きつけていく。

 「この日だけの特別な物語が、いよいよ幕を開ける──」。観客の期待感が高まる中、ステージが静かに幕を開けた。そして、広末が登場し「風のプリズム」のイントロが響くと、会場は一瞬で1997年へとタイムリープしたかのように静まり返り、その特別な瞬間をかみしめるように聴き入っていた。普段はしっとりとした音楽を楽しむコットンクラブという場所も、この日は観客と広末が一体化した熱気に包まれた。観客の表情には、25年ぶりという年月をかみしめながら耳を傾けている様子が伺えた。

 セットリストには広末自身がその当時どんな思いを抱き、この楽曲を聴いてきたかを知るヒントが散りばめられており、広末のデビューから今までの道のりを辿る一種の物語となっていた。

 ライブの中盤、「素直」と「Blue Moon Blue」では、サイレントベースやLOWピッチスネアを効果的に使用することで、広末のボーカルがより際立ち、楽曲の世界観を深く演出。音楽と共に時間が進む中、広末の「これからどんどん盛り上がります!」という一言が会場の熱をさらに高める。

 「リョウコ~!」というファンの掛け声が響く中、ライブは佳境へと突入。「ドラマティック」や「POP STAR」と、アップテンポな楽曲が続き、会場のボルテージは一気に上昇した。広末のキラキラと輝く笑顔に観客は心を奪われ、ステージの熱気は最高潮に。そして、次に披露されたのは「PRIVATE」。この楽曲は、前半に歌唱された「カプチーノ」と深く結びついた一曲。当時、ともさかりえの「カプチーノ」を聴いて心がときめき、その感情を胸に広末自身が椎名林檎に依頼して書き下ろしてもらったという物語が秘められている。

 広末はその頃の素直な思いを振り返り、少し甘えたような、そしておどけた表情で観客に説明。このエピソードを語る彼女の姿には、当時の感情が鮮やかによみがえっているようだった。

 本公演最後の楽曲は、広末が敬愛するアーティスト・Aiの「Story」。広末が「どうしても入れてほしい」と強く願い、特別な思いを込めて選んだ一曲だった。この楽曲は、自身の大切なレパートリーと同じくらい情熱を注いで歌い上げられた。

 毎回、涙をこらえながらの熱唱となった「Story」。公演後、楽屋に戻った広末は「いろんな思いが混じって涙を抑えるのが本当に大変だった」とつぶやいた。広末にとってこの楽曲は、これまでの人生の中で何度も助けられ、背中を押してもらった特別な存在だという。歌い終えた広末の表情には、楽曲への深い感謝と、その瞬間を共有した観客への想いが滲んでいた。

 「この瞬間が、まさに Best Day Ever──」。MCを挟んだ80分という時間はあっという間に過ぎ去り、夢のような時間は一旦終わりを告げた。広末はバンドメンバーとともにステージを後にし、観客からは「え?終わり?」という驚きの声が漏れる中、フロアには「アンコール」を呼ぶ手拍子が続き、その音は次第に大きく、力強くなっていく。

 そして、ライブTシャツに着替えた広末が笑顔いっぱいで再びステージに戻り、「MajiでKoiする5秒前」のイントロが響くと、ファンの歓声が一気に沸き上がった。会場全体が一体となり、熱狂的なフィナーレを迎える。

 会場を後にするファンたちは、広末の25年ぶりの歌声と、この特別な時間を胸に深く刻み、感動の余韻に浸りながら帰路についた。

■広末涼子コメント
25年という時を経て、長きにわたり応援してきてくださった方々と再会することが出来、同じ時代を生きてきた同士の皆さんと最高の時間を共有させていただきました。まさにこのライヴのタイトル通りBest Day Everでした。感謝の気持ちでいっぱいです。本当にありがとうございました。

■千秋楽セットリスト(2024年12月20日)
M01:風のプリズム
M02:星になれたら
M03:ジーンズ
M04:あじさい通り
M05:カプチーノ
M06:素直
M07:Blue Moon Blue
M08:ドラマチック
M09:POP STAR
M10:プライベイト
M11:Story
【Encore】
M12:MajiでKoiする5秒前
M13:明日へ

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