和歌山県すさみ町江住にある町立エビとカニの水族館に、クリスマスにちなんだ特別水槽が登場した。クリスマスツリーの置物などで飾り付けた水槽内で、カラフルなエビとカニ計４種約３０匹が動き回っている。２５日まで。

　水槽のテーマは「年に一度のカ～ニバル　ハッピーエビ～クリスマス」。

　展示しているのは、サンタクロースのように赤と白の体色が特徴のシロボシアカモエビ、スザクサラサエビ、オトヒメエビのエビ３種とカニの仲間モクズショイ。

　モクズショイは房総半島以南に分布。全身に鍵状の毛が生えており、海藻などを付けて身を隠す。その姿が藻くずを背負っているように見えることが名前の由来になっている。今回はクリスマスに合わせて雪をイメージした綿とカラフルな玉を付けている。

　スタッフは「クリスマス水槽と一緒に、館内にいる２００種類以上のエビやカニの展示を楽しんでほしい」と話している。

　問い合わせは水族館（０７３９・５８・８００７）へ。年中無休。開館時間は午前９時～午後５時（最終入館午後４時２０分）。