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不適切運行が発覚 日置川地域のコミュニティーバス、和歌山県白浜町

 和歌山県白浜町の日置川地域を運行しているコミュニティーバス(川添線)で、不適切な運行があったことが分かった。近畿運輸局和歌山運輸支局(和歌山市)が現在、事業者を監査しており、全容が分かり次第、何らかの処分を下す。

 バスの運行を委託している町によると、10月17日に和歌山運輸支局と利用者から不適切運行の情報提供があった。町が事業者の明光タクシー(白浜町)に確認したところ、10月16日の川添線定期第4便(朝来駅午後6時発、市鹿野午後6時47分着)で、バスは途中の上富田町生馬地内で運行をやめ、営業所に戻っていたことが分かった。

 町が委託している運行経路は川添線と三舞線で、契約金額は日額3万1900円(税込み)。契約期間は2021年10月1日~25年1月31日。昨年の利用者数は川添線が延べ976人、三舞線が延べ2526人だった。

 和歌山運輸支局が現在、監査を実施しているが、町も独自で調査するため、事業者にこれまでの運行日誌と点呼記録簿の提出と事業者自身による調査、説明を指示している。

 町は3日、町議会全員協議会で今回の不適切運行について説明。議員からは「早急にきちっとした対応をしてもらいたい」などと厳しい声が上がっていた。
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