冬にも需要 スイカ収穫 寒暖差生かして栽培、和歌山県印南
和歌山県印南町印南の農園「こだわり野菜SHIMIZU FARM(シミズファーム)」(清水章広さん経営)で4日、小玉スイカの収穫が始まった。夏の風物詩であるスイカがこの時季に生産されるのは珍しく、清水さんは「より糖度がのって甘いスイカができた。多くの人に食べてもらいたい」と話す。
同農園では4年前から、夏場に加えて12月にも生産している。大手小売業者から要望があったのがきっかけで、この時季のスイカには、クリスマスや歳暮といった需要がある。品種はしっかりとした肉質が特徴の「ピノ・ガール」。
冬季ならではの栽培の難しさがある。種まきが8月下旬から9月上旬のため、暑さにより発芽させるのが難しい。また冬季は冷え込みにより生育が止まるため、ハウス内の室温を緻密に調節しないと枯れてしまう。極力暖房は使わず、日中と朝晩の寒暖差を活用することで、色づきが良くなり、糖度も上がりやすくなる。
今年は暑さが続いた影響で、例年よりやや小ぶり。糖度は13~14度で、例年より甘いスイカに仕上がった。
同農園では約1800玉の出荷を予定しており、収穫は14日まで続く。紀南では田辺市稲成町の産直市場「よってっていなり本館」で販売しているほか、御坊市内のスーパーなどでも扱っている。
同農園では4年前から、夏場に加えて12月にも生産している。大手小売業者から要望があったのがきっかけで、この時季のスイカには、クリスマスや歳暮といった需要がある。品種はしっかりとした肉質が特徴の「ピノ・ガール」。
冬季ならではの栽培の難しさがある。種まきが8月下旬から9月上旬のため、暑さにより発芽させるのが難しい。また冬季は冷え込みにより生育が止まるため、ハウス内の室温を緻密に調節しないと枯れてしまう。極力暖房は使わず、日中と朝晩の寒暖差を活用することで、色づきが良くなり、糖度も上がりやすくなる。
今年は暑さが続いた影響で、例年よりやや小ぶり。糖度は13~14度で、例年より甘いスイカに仕上がった。
同農園では約1800玉の出荷を予定しており、収穫は14日まで続く。紀南では田辺市稲成町の産直市場「よってっていなり本館」で販売しているほか、御坊市内のスーパーなどでも扱っている。