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アリス矢沢透が「新たな活動」へ飛躍  “平均年齢は70歳近く”の3人組バンド「SORISE」でライブ

矢沢透のバンド「SORISE」がコンサート
矢沢透のバンド「SORISE」がコンサート
 アリスのドラマー・矢沢透(74)が率いる3人組バンド「SORISE(ソライズ)」が28日、都内で『SORISE~『次』への飛躍 2ndコンサート~』を行い、約450人のキャパは満席となった。「タイトルにあるような飛躍のあるライブにしたい」とアンコールを含め2時間のステージを繰り広げた。

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 アリスではリーダーだった谷村新司さんが1年前に亡くなり、先ごろは“相棒”の堀内孝雄と共に東京・日本武道館、そして谷村さんの出身地である大阪城ホールで「谷村新司追悼特別企画」として『アリスコンサート 2024 ALICE FOREVER~アリガトウ~』を開催。矢沢は「なかなか整理がつかないでいたが、コンサートを終えて、ようやく区切りがついてきたというか…。亡くなったことが現実のものとして受け止められるようになった」と語り、「今後も(堀内と)アリスとしての活動は続けていきたい」としながらも「これからは矢沢透として新たな活動を展開をしていきたい」と意欲を見せる。

 SORISEは、矢沢と、フォークグループの「シグナル」でギタリスト兼シンガーだった住出勝則、堀内孝雄とのデュエット曲「南回帰線」がヒットした滝ともはるの3人組。13年前の2011年から「HUKUROH(フクロウ)」として活動してきた。

 今年の6月23日のライブ『SORISE~「次」への飛躍1stコンサート~』を機に、矢沢の提案もあってユニット名を「SORISE」と改名し、新たなスタートを切った。「RISE(ライス)」には「上がる」や「上昇する」を意味を込め、その上に「SO」。矢沢は「SOというのは“空”という言葉のつもり」だと明かす。メンバー3人の豊富な経験と才能を融合させていきたい」とし、「大人の音遊び」を目指すと言う。

 今回のライブは、「愛をありがとう」で幕を開け、新曲「俺を生きる」や「限界に生きる」ことを歌った「Sunny」など、アンコールを含む22曲を披露。会場からは声援も巻き起こるほどの盛り上がりとなった。

 矢沢は「とにかくフォークでもロックでも、もちろん歌謡曲でも、そのどれでもない音楽だとも言えるし、もしかしたらその全部とも言えるような感じの音楽を届けていきたい。とにかく平均年齢は70歳近くになるけど、それぞれが十分すぎるほどの音楽ヒストリーを持っているわけ。そう言った意味でも3人での活動には自信を持っている。周りに気を使わずに自分たちの音楽を追求していきたい」。12月1日には大阪、2日には岡山、3日には広島でライブを予定する。

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