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10月の倒産11件 和歌山県内、負債総額9億1400万円

東京商工リサーチ和歌山支店が入るビル
東京商工リサーチ和歌山支店が入るビル
 東京商工リサーチ和歌山支店は、10月の県内倒産状況(負債額1千万円以上)をまとめた。倒産件数は11件で昨年10月と同数だが、負債総額が9億1400万円で、大幅に増加した。紀南関係では、田辺市の建設会社と串本町のサービス会社が倒産した。

 倒産件数は4カ月ぶりの2桁となり、前月よりも9件多い。負債総額は、前月より8億9400万円多く、負債額が1億円を超える倒産が多かったことで昨年10月の約2倍となった。同支店は「倒産は一時的に抑制されていたが、円安や物価高、人手不足などの経営環境の厳しさから、今後も企業淘汰(とうた)が進むとみられる」としている。

 倒産は市町村別に和歌山市が5件、岩出市と橋本市、海南市、御坊市、田辺市、串本町が各1件。業種は建設業、製造業、卸売業、小売業、サービス業などと幅広い。

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