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RIZAPグループ、chocoZAP事業好調で四半期34億円の増益 ドコモとの業務提携や阿蘇くまもと空港出店も決定

RIZAPグループ代表取締役社長 瀬戸健さん(写真/片山よしお(C)oricon ME inc.)
RIZAPグループ代表取締役社長 瀬戸健さん(写真/片山よしお(C)oricon ME inc.)
 RIZAPグループは14日、2025年3月期第2四半期決算のオンライン説明会を開催。当期の売上収益は851億1500万円(前期781億8800万円、前期比108.9%)と前期から業績を改善。営業利益も前年同期比・前四半期比ともに34億円増益した。

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 当中間期に計321店を出店し、今年9月末の店舗数は1704店。これまで広告宣伝を積極的に行ったことで認知度の向上とともに入会者も増加し、8月時点での会員数は127万名。11月15日見込では、会員数が130.1万人(前年比29.1万人プラス)、店舗数1755店(同595店プラス)となった。4月より洗濯・乾燥機やカラオケなどの新サービスを導入し、chocoZAPの会費収入の増加等により、グループ全体での売上収益は増収となった。

 利益面では、2025年3月期をchocoZAP事業への戦略的投資を実施する期間とし、chocoZAP店舗の出店投資や広告・販促投資、店舗品質や顧客満足度の向上のための投資を計画的に行ったことや、既存事業において原材料高・仕入価格の上昇の影響等も続いたが、前年同期比でchocoZAPの出店コストや集客コストの改善が見られ、グループ全体で営業損失が改善。今後もお品質向上に注力し、退会率は安定的に推移。地方出店にも積極的に取り組む。

 chocoZAPでは、マシンやサービス利用案内、店内清掃、設備点検等を700名体制で実施した「ちょこっとサポート」によりRIZAP本入会者の18.4%がchocoZAP会員となり、今年9月実績は3月から2.1%上昇。今後は、マシンに貼られたQRコードから誰でもすぐにスマートフォンで連絡ができ、対応完了予定日もわかるシステムを構築。店舗の清掃頻度や備品補充状況、マシンの故障件数や対応状況をデジタル化により可視化し、顧客満足度の向上を図る。

 同グループの瀬戸健社長は「機械の故障をリアルタイムで把握し、すみやかに対応することに注力し、年内大きく改善していく」と意気込む。

 今年10月15日にオープンしたクボタグローバル技術研究所店では、700名以上が入会。同事例を受け瀬戸社長は「同様の取り組みは、2桁の商談が進んでいる」と回答。今後は社内にフィットネス補助がなく、働きやすさ、業績向上を狙う企業にアプローチ。高速道路店舗に続き、10月にはホテル信濃路に出店、12月には阿蘇くまもと空港内への出店も決定。さらに、ドコモとの業務提携契約が締結し、新たな会員獲得を狙う。

 海外出店にも積極的に取り組む。これまで海外では、単価が高くないと採算が合わないという特性があったが、無人ジムゆえ省人化の実現により、家賃・人件費が高い地域においても高い競争力を発揮し、香港では年内の追加出店を予定している。

 このほか、RIZAPグループの成長ノウハウと顧客基盤を通じて、完全成功報酬型のプランで広告運用代行を実施。すでに数社から受注済で、今期中に1億円以上の売上高を見込んでいる。

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