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紀南病院組合 13年連続黒字

 和歌山県の田辺、白浜、上富田、みなべの4市町で構成する公立紀南病院組合議会の定例会が8日にあり、2023年度事業会計の決算が報告された。経常損益は8076万円の黒字。13年連続の黒字決算となった。

 組合は紀南病院(田辺市新庄町)と紀南看護専門学校(同)、紀南こころの医療センター(田辺市たきない町)を運営している。

 23年度の延べ入院患者数は12万7458人(前年度比2692人減)。延べ外来患者数は21万2181人(同568人増)だった。

 総収益は132億8771万円(同3・3%減)。入院患者数は減少したものの、入院・外来診療ともに診療単価が前年度を上回り、病院経営の根幹である医業収益は前年度比3・1%増の115億2590万円だった。医業外収益は、新型コロナウイルス感染症対策関連補助金の減少により、前年度比32・5%減の16億3154万円だった。

 一方、総費用(支出)は132億4714万円(同1・1%増)。物価高騰の影響による薬品費などの増加により、医業費用は前年度比0・8%増の124億521万円だった。

 決算審査は決算審査特別委員会に付託された。

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