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新宮紀宝道路が開通へ 12月7日、和歌山と三重の県境

新宮紀宝道路
新宮紀宝道路
 紀南河川国道事務所(和歌山県)は7日、紀伊半島を一周する高速道路の一部で、和歌山・三重県境を流れる熊野川をまたぐ一般国道42号「新宮紀宝道路」(延長2・4キロ)について、12月7日午後3時に開通すると発表した。同日午前10時から、三重県紀宝町で開通式典を開く。

 新宮紀宝道路は、紀宝町神内-新宮市あけぼの間の自動車専用道路。2013年度に事業化され、17年度から工事に取り組んでいた。

 インターチェンジ(IC)は「新宮北」「紀宝鵜殿」「紀宝」の3カ所。幅員12メートルの2車線で、設計速度は時速80キロ。新宮紀宝道路の開通に合わせ、紀宝鵜殿ICに接続する県道も開通する。

 紀南河川国道事務所によると、新宮紀宝道路の供用により、医療機関や観光地へのアクセス向上・強化、渋滞緩和、災害時のネットワーク確保といった効果が期待される。

 この道路につながる和歌山県側の新宮道路と三重県側の紀宝熊野道路については現在、事業中という。

 岸本周平知事は「本県にとって紀伊半島一周高速道路の整備は長年の悲願であり、その一部を形成する道路の開通は大変喜ばしい限り。紀伊半島一周高速道路の早期完成に向けた事業推進に今後も積極的に取り組む」とコメントした。

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