甘~い木熟ミカン収穫最盛期 田辺市、年明けにこだわり出荷
和歌山県田辺市芳養町の大坊や団栗で、早生温州ミカンの収穫が最盛期を迎えた。高地を利用し、品薄になる年明けにこだわって出荷している。農家らは「甘く、こくがある味で、今が旬」とアピールする。2月中旬まで続く。
紀南地方では例年、温州ミカンの収穫は9月中旬から始まる。早生品種は10月下旬からで、12月からは、木になったまま熟した糖度の高い「木熟みかん」として出荷している。JA紀南が販売に力を入れており、ほとんどの地区は年内に収穫を終えるが、大坊や団栗では年明けに本番を迎える。
両地区では標高が200~300メートルと高いことから気温が低く、育ちが遅い。それを逆手に取っている。それでいて、南向けで日当たりが良く、斜面で水はけが良いことから濃い味になるという。
両地区を主に芳養町のミカン農家のうち67戸が年明けに収穫し「越冬木熟みかん」としてJA紀南を通じて東北や京浜、中京の市場に出荷している。今季の出荷量は昨季より少ない850トンを見込んでいる。
JA紀南田辺みかん部会長の岸本一宏さん(58)は「鳥獣の被害対策など苦労はあるが、今季もおいしく仕上がっている」と話している。
紀南地方では例年、温州ミカンの収穫は9月中旬から始まる。早生品種は10月下旬からで、12月からは、木になったまま熟した糖度の高い「木熟みかん」として出荷している。JA紀南が販売に力を入れており、ほとんどの地区は年内に収穫を終えるが、大坊や団栗では年明けに本番を迎える。
両地区では標高が200~300メートルと高いことから気温が低く、育ちが遅い。それを逆手に取っている。それでいて、南向けで日当たりが良く、斜面で水はけが良いことから濃い味になるという。
両地区を主に芳養町のミカン農家のうち67戸が年明けに収穫し「越冬木熟みかん」としてJA紀南を通じて東北や京浜、中京の市場に出荷している。今季の出荷量は昨季より少ない850トンを見込んでいる。
JA紀南田辺みかん部会長の岸本一宏さん(58)は「鳥獣の被害対策など苦労はあるが、今季もおいしく仕上がっている」と話している。