アストンマーティン、サステナブルなアルミ鋳物開発 英国政府から600万ポンドの資金を調達
英国先端推進システム技術センター(APC)、アストンマーティンの100%リサイクルアルミ鋳造技術の研究開発に資金を提供
[画像1]https://digitalpr.jp/simg/2616/95269/700_394_2024091910425766eb81a17c0a7.jpg
2024年9月17日、ゲイドン(英国):
サプライチェーンのサステナビリティを継続的に向上させるというアストンマーティンが掲げる目標は、英国政府から600万ポンドの資金提供を受けたことでさらに前進しました。この資金は、革新的なプロジェクトである軽量かつサステナブルなアルミニウム鋳物開発に充てられ、未来のアストンマーティン車に還元されます。
競争的なプロセスを経て英国先進推進システム技術センター(APC)から得たこの政府補助金は、コヴェントリーを拠点とするアルミニウムのサプライヤーであるサーギンソンズ社が主導する5社共同研究開発プロジェクト「PIVOT」を支援します。アストンマーティンはこのプロジェクトの支援を通して、アルミニウム鋳物の設計、重量、炭素排出量、生産量を全面的に見直して100%リサイクル素材を使用し、世界の鋳造業界に革命を起こすことを目標としています。
この資金提供に関する発表により、アストンマーティンのサステナビリティ戦略「Racing. Green.」(サプライチェーンが環境に及ぼす影響を改善する取り組み)は、新たに一歩前進しました。アストンマーティンは8月、CSRヨーロッパが推進する自動車サプライチェーンの社会的、倫理的、環境的パフォーマンスの向上に協力する自動車メーカー16社のパートナーシップ「Drive Sustainability」に正式に加入しました。
アストンマーティン・グループ最高技術責任者のロベルト・フェデリは、次のように述べています。「APCからの資金獲得は我々のプロジェクトにとって大きな後押しになります。Project PIVOTは先進的な金属凝固とデジタルツイン・シミュレーションを活用して低炭素合金を製造し、最終的にアストンマーティン車に搭載するリサイクル素材のレベル向上を目指しています。当社は、サーギンソンズ社をはじめとする他の研究パートナーと協力してこのプロジェクトを進めることを楽しみにしています。昨年の当社の電動化プログラムへの支援に続き、APCの素晴らしいサポートに感謝いたします」
APC最高経営責任者のイアン・コンスタンス氏は、次のように述べています。「これらの共同プロジェクトにより、自動車生産における英国の卓越性はさらに高まるでしょう。持続可能な素材から先進エレクトロニクス、さらにスマート・ソフトウェア・システムまで、自動車セクターが国のネットゼロ目標に不可欠であり、投資価値の高い機会であることを継続的に実証することが重要です」
アストンマーティンは、プラグイン・ハイブリッド車とバッテリー式電気自動車の導入を見据えた新設計パワートレイン・アプローチの一環として、内燃機関の代替システムを開発しています。その初代モデル「Valhalla」は、今年後半にフル生産に入り、2025年には納車開始予定です。
アストンマーティン・ラゴンダについて
アストンマーティンは、世界でもっとも熱望されるウルトラ・ラグジュアリー・ブリティッシュ・ブランドとなることを目指し、人々を魅了してやまないハイパフォーマンス・カーを作っています。
ライオネル・マーティンとロバート・バンフォードによって1913年に設立されたアストンマーティンは、スタイル、ラグジュアリー、パフォーマンス、エクスクルーシブネスを象徴するグローバル・ブランドとして知られています。アストンマーティンは、最先端のテクノロジー、卓越したクラフトマンシップ、美しいスタイルを融合させ、Vantage、DB12、Vanquish、DBXに加え、同社初のハイパーカーであるValkyrieなど、高い評価を得ている一連のラグジュアリー・モデルを生み出しています。また、Racing. Green.サステナビリティ戦略に沿って、アストンマーティンは2025年から2030年にかけて、PHEVとBEVを含むブレンドドライブトレインアプローチによる内燃エンジンの代替システムの開発にも取り組んでおり、電気自動車のスポーツカーとSUVのラインナップを持つという明確なプランを描いています。
英国のゲイドンを拠点とするアストンマーティン・ラゴンダは、ラグジュアリー・カーを設計、製造、輸出し、世界で50以上もの国で販売しています。スポーツカー・ラインナップはゲイドンで製造されており、ラグジュアリーSUVのDBXは、ウェールズのセント・アサンで製造されています。同社は、2030年までに製造施設をネットゼロにする目標を掲げています。
ラゴンダは1899年に設立され、1947年にアストンマーティンとともに故デビッド・ブラウン卿に買収され、現在は「Aston Martin Lagonda Global Holdings plc」としてロンドン証券取引所に上場しています。
2020年には、ローレンス・ストロールが同社のエグゼクティブ・チェアマンに就任し、未来の重要な分野に対して新たな投資を行うと同時に、アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1®チームとともにモータースポーツの頂点へと復帰し、英国を象徴するブランドとして新たな時代へと乗り出しています。
プレスリリース詳細へ https://digitalpr.jp/r/95269
次のニュースを読む
-
◆大九明子監督を招いて学術講演会を開催◆関西大学が舞台の映画「今日空(きょうそら)」を考察する【日時】12月3日(火)13:00~14:30 【場所】千里山キャンパス
-
【大阪成蹊大学】芸術学部学生の作品3点が「日本パッケージデザイン学生賞 2024」で全744点の応募の中から銅賞・企業賞・審査員特別賞を受賞!その他に18点が入選
-
北海道科学大学が11月30日にガラスのキャンドルホルダーワークショップを開催 ― 完成したキャンドルホルダーは「HUSキャンパス・イルミネーション2024」でイルミネーションオブジェと共に展示
-
都市農業・農地の現状と課題 学生が現地調査 ~練馬で350年続く野菜農家で代表者取材と農業体験~
-
成蹊大学オペラコンサートプロジェクト 学生が企画運営 ~成蹊大学 経営学部プロジェクト・マネジメント~