和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

2040年の和歌山を語る会

 和歌山県は、和歌山の将来について県民から意見を聞き、県政の指針となる「県総合計画」策定に生かしていこうと、10月から県内9カ所で「2040年の和歌山を語る会~熟議~」を開く。岸本周平知事は「ぜひ和歌山の未来に一言言いたいという人は参加応募してほしい」と呼びかけている。

 県は、少子高齢化の問題が顕著に表面化するとされる40年ごろを展望した「長期構想」と、30年までの柱となる施策をまとめた「実施計画」からなる新たな総合計画の策定を進めており、来年の9月県議会への提案を目指している。

 県は過去にも同様の計画を策定してきたが、策定段階から県民に参加してもらう「県民総参加プログラム」を今回、初めて採用。「語る会」はその一環として実施する。このほか、各分野の関係団体や市町村との意見交換もする。

 岸本知事は2日の定例記者会見で、県人口の年齢構成問題などを挙げ「都合の悪い事実もたくさんある。そういうデータを県民の皆さまと共有し、どう政策的に解決していくのかを議論したい」と話した。

 「語る会」は10~12月に9カ所で、いずれも3時間開く。岸本知事も全会場に参加予定。日高郡以南の開催は11月10日午後2時から御坊保健所(御坊市湯川町財部)、12月7日午後1時半から西牟婁振興局(田辺市朝日ケ丘)、8日午後1時半から東牟婁振興局(新宮市緑ケ丘)だが、住所にかかわらず、どの会場でも申し込める。

 対象は18歳以上で県内に住民票がある人。さまざまな事情で、参加するために支援が必要な人は、応募の際に伝えれば個別に対応を検討する。参加者が発言しやすいよう、会議は非公開とし、参加者の情報も公表しない。

 応募は県が委託した「テレビ和歌山」が受け付ける。希望者は13日までに専用サイトか専用電話(073・455・5721)、ファクス(073・452・7380)で申し込む。定員は各会場30人で、応募多数の場合、抽選する。

 問い合わせも同社(073・455・5721)へ。

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