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良い睡眠で、大きな夢を 大谷選手からマットレス、和歌山県南部高校龍神分校に届く

開封したマットレスの寝心地を試し、笑顔を見せる南部高校龍神分校野球部員(和歌山県田辺市龍神村安井で)
開封したマットレスの寝心地を試し、笑顔を見せる南部高校龍神分校野球部員(和歌山県田辺市龍神村安井で)
 南部高校龍神分校(和歌山県田辺市龍神村安井)の硬式野球部に、米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手からマットレスが届いた。大谷選手と寝具メーカー「西川」(本社・東京都)が共同で取り組む、全国の子どもたちに約2500枚のマットレスを贈る「大きな夢を見よう!プロジェクト」の一環。紀南では同校野球部のみが当選した。

 西川は2017年から、大谷選手と睡眠コンディショニングサポート契約を結んでいる。子どもたちに睡眠の大切さを伝え、夢を叶(かな)えてほしいという大谷選手の思いを受けて、このプロジェクトが始まった。マットレス約2500枚分の費用は全て、大谷選手が負担した。

 大谷選手も愛用している同社の「[エアー]シリーズ」のマットレスは、最新の睡眠科学を基に開発。体全体を点で支える独自の凹凸構造を取り入れており、横になった際に体にかかる負担を分散して自然な姿勢を保ち、質の良い睡眠をサポートするという。

 プロジェクトでは、4~6月に全国の小・中・高校生や大学生が在籍する団体や部活動、学生寮、トレーニング施設などから「いっぱい寝て叶えたい夢」を募集。野球やサッカー、ラグビー、陸上、吹奏楽、学習塾などさまざまな団体から応募があり、全国約130が当選。一部の小学生には、子どもの成長に合わせて専用に開発したマットレスとピローを贈っている。

 龍神分校野球部は「県代表として甲子園出場を目指し、龍神村を全国にアピールしたい」との内容でプロジェクトに応募。先月末にマネジャーを含む部員15人分のマットレス15枚が届き、お披露目をした。部員からは拍手と歓声が上がり、興奮した様子で早速マットレスの感触を確かめていた。マットレスには大谷選手の写真なども同封されていた。

 大阪府出身で主将の増田剛琉さん(2年)は「寝心地が良くて、ぐっすり眠れそう。睡眠はスポーツにとってすごく大切。このマットレスで良い睡眠をしっかり取って、来年夏の甲子園出場を目指したい」。兵庫県出身の喜千滉さん(1年)は「龍神村の皆さんからの応援に応えられるよう、良い睡眠を取って、良いプレーをたくさんできるようになりたい」と話した。

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