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みんなで野球しようぜ! 上芳養小に先輩がボールとバット寄贈、和歌山・田辺市

上芳養小学校にボールとバットを届けた更井亮介さん(左)と蕨野拓也さん(右)、受け取り喜ぶ児童=30日、和歌山県田辺市上芳養で
上芳養小学校にボールとバットを届けた更井亮介さん(左)と蕨野拓也さん(右)、受け取り喜ぶ児童=30日、和歌山県田辺市上芳養で
 みんなで、野球やろうよ―。米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手からジュニア用グラブが、和歌山県田辺市上芳養小学校に届けられたのに合わせ、同校卒業生3人がこのほど、ボールとバットを寄贈した。

 寄贈したのは料理人の更井亮介さん(34)と農業の蕨野拓也さん(35)、同じく農業の松下真之さん(35)。いずれも少年野球経験者で、更井さんは高校、蕨野さんは大学、松下さんは社会人でもプレーした。

 ボールは硬式球を3個、軟式球より柔らかいキャッチボール用4個、バットはプラスチック製2本で専用のボールをセットにした。野球をやったことのない子でも休み時間に気軽にボール遊びができるように選んだ。硬式球はプロが使用しているボールの硬さや質感を感じてもらいたいという。

 更井さんは「小学校時代は運動場でいつも野球をしていた。中学では硬式球を使うボーイズリーグでプレーした。田辺高校の甲子園出場も決まり、地域も盛り上がっている。野球に親しむきっかけになればうれしい」と話した。

 児童会長で、田辺・西牟婁の女子野球チーム「TNエンジェルズ」に所属する山畑栞さん(6年)は「みんなで協力するのが野球の面白さ。野球を楽しむ人が増えればうれしい」と感謝。野球のことはあまり知らないという副会長の岡本晴君(6年)も「ちょっと体験してみたい」と興味を示した。

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