和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

ガチャッと回せば梅干しポン 味とキャラクターを一新、和歌山県みなべ・東京で販売

味やキャラクターデザインを一新した「梅干しガチャポン」(和歌山県みなべ町谷口で)
味やキャラクターデザインを一新した「梅干しガチャポン」(和歌山県みなべ町谷口で)
 硬貨を入れてハンドルをガチャッと回すと、本物の梅干しの入ったカプセルが出てくる販売機「梅干しガチャポン」がリニューアルした。味やキャラクターデザインを一新し、和歌山県みなべ町内4カ所や東京にある県のアンテナショップ「わかやま紀州館」に登場。売れ行きは上々で「紀州みなべの南高梅」のPRに一役買っている。

 若者の梅干し離れが言われる中、子どもたちや若い世代に梅干しに興味を持ってもらい、食べてもらうきっかけにすることが狙い。地域活性化に取り組む農家グループ「みなべ町コラボキッチン」の提案を受け、2015年1月に、町内の梅農家でつくる「紀州みなべ梅干生産者協議会」が企画・販売を始めた。カプセルの中には、JA紀州の梅干し製品を入れている。

 梅干し製品のリニューアルのため21年11月にいったん販売を休止するまで、計1万1115個を売った。

 リニューアルして販売を再開したのは、今年1月。味はそれまでの4種類から、「白干梅」「はちみつ梅」「うす塩味梅」「しそ漬梅」などの6種類になった。特に梅干しをミニトマト「優糖星」の果汁に漬け込んだ「とまと梅」、完熟南高梅を食塩を使わずにリンゴ酢と蜂蜜で漬け込んだ「塩零梅(えんれいばい)」の2種類は、それぞれ出る確率が10%の「レア」ものだという。味に合わせたキャラクターのデザインも新しくした。

 「梅干しガチャポン」は1回200円。カプセルには個包装した梅干し、キャラクターのマグネットシート、みなべ町や南高梅を紹介したチラシが入っている。賞味期限に気を付けながら、随時商品の補充をしている。

 設置箇所は、町内はうめ振興館(谷口)、JA紀州ほんまもんふるさと産地直売所(東吉田)、国民宿舎紀州路みなべ(埴田)、鶴の湯温泉(熊瀬川)と、東京・千代田区のわかやま紀州館。特にわかやま紀州館では、6月に約300個、今月は上旬だけで約300個売れる人気ぶりだという。

 生産者協議会事務局のみなべ町うめ課は「ガチャポンを楽しみながら、それぞれの味を食べ比べて楽しんでほしい。若者が梅干しを食べるきっかけにつながれば」と話している。

公式SNS!フォローしてね!
友だち追加

アクセスランキング

趣味・娯楽

読者チャンネル

新着リリース

紀伊民報からのお知らせ