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4年連続増も19年の74% GWの和歌山県内観光客数

 和歌山県は14日、5月の大型連休(4月27日~5月6日)10日間に県内主要観光地7カ所を訪れた観光客数は80万5400人だったと発表した。コロナ禍で落ち込んだ2020年以降、4年連続で増加したが、19年に比べると74%だった。

 連休中の観光客は、19年(10日間)は108万3500人だったが、コロナ禍に入った20年(12日間)は5万4700人に激減。その後21年(11日間)が41万5660人、22年(10日間)が75万8100人と回復傾向にあり、昨年(9日間)は78万8600人まで戻った。

 今年も昨年を上回ったが、1日平均にすると8%少なかった。連休中に3日間の平日があったことや、雨天の日があったことが影響したためではないかという。

 宿泊客数は16万3800人で昨年比7800人増、日帰り客は64万1600人で9千人増となった。いずれも4年連続で増加した。

 主要観光地別では、那智勝浦町で4年連続増加し、19年の10万4千人を上回る11万2200人だった。外国人旅行者の増加や熊野那智大社の宝物殿で世界遺産登録20周年記念特別展が開かれていることなどが要因とみられるという。

 他の観光地では19年を超えなかった。旧白浜町は20万500人、田辺市龍神村は5万1500人、同市本宮町は10万3600人、高野町は7万9800人で総数としては昨年を上回り、回復基調にある。一方、旧串本町は5万1600人、和歌山市は20万6100人で、昨年を下回った。いずれも日帰り客が昨年より10%程度減少した。

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