北海道の雄大な自然を舞台に高校生が写真の腕を競う「写真甲子園」の実行委員会は９日、東川町などで７～８月に開催される本戦に出場する１８校を発表した。和歌山県内では神島高校（田辺市文里２丁目）が、３年ぶり８回目の出場を決めた。

　今年は過去最多の全国６０４校が応募し、初戦審査を通過した８０校が、全国１１のブロック審査会に進んだ。神島は近畿ブロックで二つしかない出場枠を勝ち取った。

　神島高から出場したのは写真部３年の鈴木月渚さんと丸山世梨加さん、２年の山中すみれさん。作品は「命の横のつながり」をテーマにした８枚の組み写真。初戦は作品審査、ブロック審査会ではビデオ会議システムを通じ、審査委員に作品の意図を発表した。

　本戦は７月３０日に開幕し、東川町など大雪山国立公園周辺で３１日からの３日間、３人一組で撮影した８枚の組み写真を１作品として提出する。写真家の野村恵子さんら６人が審査し、優勝校を決める。