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梅の日おにぎり食べよう

「梅の日」に梅干しおにぎりを頬張る子どもたち(2023年6月6日、和歌山県みなべ町で)
「梅の日」に梅干しおにぎりを頬張る子どもたち(2023年6月6日、和歌山県みなべ町で)
 和歌山県みなべ町は、6月6日の「梅の日」に梅干しの入ったおにぎりを食べようと、町民に呼びかけている。町内の小中学校やこども園では、子どもたちが自分で作って食べる。

 町は町村合併10周年の2014年10月、町発祥の「南高梅」を使ったおにぎりを町民に食べてもらうことで消費拡大を図り、一層のブランドの確立と梅産業の振興を目指そうと「梅干しでおにぎり条例」を施行。15年6月6日には「梅で健康のまち」を宣言。16年から毎年、日々の健康への願いも込め、家庭に梅のある暮らしを広げようと「6月6日の梅の日に、梅干しおにぎりを食べる」習慣づくりに取り組んでいる。

 町内の小中学校とこども園計11施設の子どもたちはこの日の給食で、梅干し入りのおにぎりを自分で作って食べる。梅干しは町内の農業者団体でつくる「みなべアグリ」から提供してもらったもの、米は「日本の食文化推進連携協定」を結ぶ新潟県南魚沼市から提供された南魚沼産コシヒカリを使う。

 「梅の日」は、室町時代に日照りにより凶作になった際、6月6日にあった神様のお告げに従い、後奈良天皇が京都・賀茂神社に梅を奉納して祈ったところ大雨が降り、五穀豊穣(ほうじょう)をもたらしたという故事にちなみ、2006年に定められた。

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