外来カミキリ確認されず
和歌山県の西牟婁地方クビアカツヤカミキリ連絡会議が15日から22日にかけて、田辺市や西牟婁郡で、梅やモモ、スモモなどの木に被害を及ぼす外来の昆虫、クビアカツヤカミキリの発生状況を調査したところ、被害は確認されなかった。
クビアカツヤカミキリの成虫は体長2~4センチ。光沢のある黒色で胸の部分が赤いのが特徴。幼虫がバラ科の木の内部を食い荒らし、枯れさせる。全国的に被害が広がっており、県内では2017年にかつらぎ町で成虫を確認して以降、紀北地方で被害本数が多いが、昨年は御坊市や日高川町、由良町でも被害が見つかり、農家や関係者は警戒を強めている。
被害拡大の防止、対策のためには早期発見が重要となる。西牟婁地方クビアカツヤカミキリ連絡会議による調査は6年目になる。
構成する県や各自治体、JA紀南の職員が出て、田辺市や上富田町、白浜町、すさみ町で、梅の木760本、スモモの木200本、サクラの木900本について、幼虫が出す「フラス」と呼ばれる木くずとふんが混じった排出物がないかなど、根元や幹、枝などを見て回った。
各樹種とも年2回の調査で次回、梅やスモモは11月に調査を予定している。サクラは未定。
県は、クビアカツヤカミキリの成虫やフラスを見つけた場合は、振興局や各自治体、JAまで連絡してほしいと呼びかけている。
クビアカツヤカミキリの成虫は体長2~4センチ。光沢のある黒色で胸の部分が赤いのが特徴。幼虫がバラ科の木の内部を食い荒らし、枯れさせる。全国的に被害が広がっており、県内では2017年にかつらぎ町で成虫を確認して以降、紀北地方で被害本数が多いが、昨年は御坊市や日高川町、由良町でも被害が見つかり、農家や関係者は警戒を強めている。
被害拡大の防止、対策のためには早期発見が重要となる。西牟婁地方クビアカツヤカミキリ連絡会議による調査は6年目になる。
構成する県や各自治体、JA紀南の職員が出て、田辺市や上富田町、白浜町、すさみ町で、梅の木760本、スモモの木200本、サクラの木900本について、幼虫が出す「フラス」と呼ばれる木くずとふんが混じった排出物がないかなど、根元や幹、枝などを見て回った。
各樹種とも年2回の調査で次回、梅やスモモは11月に調査を予定している。サクラは未定。
県は、クビアカツヤカミキリの成虫やフラスを見つけた場合は、振興局や各自治体、JAまで連絡してほしいと呼びかけている。