和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

一番茶の収穫スタート 市鹿野の「川添茶」、和歌山・白浜町

広々とした「川添茶」の茶畑で、機械を使って収穫作業をする農家ら(25日、和歌山県白浜町市鹿野で)
広々とした「川添茶」の茶畑で、機械を使って収穫作業をする農家ら(25日、和歌山県白浜町市鹿野で)
 特産品「川添茶」で知られる和歌山県白浜町市鹿野の茶畑で、今季の収穫が始まった。5月上旬まで一番茶、6月中旬から下旬にかけては二番茶と収穫作業が続く。

 市鹿野地区は昼夜の寒暖の差が大きいことなどから茶葉の栽培の適地とされる。現在7戸の生産農家が計約4ヘクタールで「やぶきた」という品種を中心に栽培。今年は20日から収穫作業が始まり、新芽の発芽や伸びはやや遅めだが、収穫量は平年並みの約10トンを見込んでいる。

 地域おこし協力隊から農家となり、現在約1ヘクタールで栽培に取り組んでいる福永光展さん(31)は「天候不順で成長が良くなかったが、ようやく伸びてきてくれた。淡い金色をしてすっきりとした味わいの川添茶を多くの人に楽しんでいただきたい」と話した。

 収穫した茶葉は地元の製茶工場で加工した後、ほとんどが静岡県の市場へ出荷されるほか、上級煎茶として商品化されたものが、5月中旬ごろから地域の専門店やスーパーなどでも販売されるという。

公式SNS!フォローしてね!
友だち追加

アクセスランキング

趣味・娯楽

読者チャンネル

新着リリース

紀伊民報からのお知らせ