和歌山県南紀のニュース/AGARA 紀伊民報

【動画】往年の名車続々 和歌山・紀南の名所巡る

 クラシックカーが中部・関西地方の約1200キロを走り抜けるイベント「ラ フェスタ プリマベラ2024」が19~22日にあった。2009年に始まり、今回で15回目。世界遺産登録20周年を迎える和歌山県田辺市本宮町の世界遺産・熊野本宮大社などを約50台の名車が巡った。

 イベント企画会社フォルツァと放送事業者ビーエスフジの主催。今回は1924~69年に製造されたブガッティやランチア、アルファロメオ、トヨタなどの名車が参加し、19日に名古屋市の熱田神宮を出発。2府6県の各地に設けられたスタンプポイントを通過しながら、ゴールである京都市の平安神宮そばにある岡崎公園を目指した。

 車は20日に和歌山県に入り、同日午後2時ごろ、田んぼの中を大鳥居に向かって真っすぐ伸びる御幸道を通り、本宮大社の旧社地・大斎原(おおゆのはら)に到着。平安衣装を着た女性ら関係者が手旗を振って歓迎し、温泉コーヒーを振る舞うなどして参加者をもてなした。

 大鳥居の下で、本宮大社の神職がおはらいをした後、次の目的地に向けて再び出発した。参加したタレントの堺正章さんは「なんとも言えない歓迎をしていただき、東京では味わえない良さを十分に満喫している」と笑顔を見せた。

 県内では、白浜町の旧南紀白浜空港や由良町にある道の駅「白崎海洋公園」などがルートになった。
熊野本宮大社の旧社地・大斎原を出発するクラシックカー(和歌山県田辺市本宮町で)
熊野本宮大社の旧社地・大斎原を出発するクラシックカー(和歌山県田辺市本宮町で)
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