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辰年キャンペーン続々 12年に一度の特別企画、和歌山・龍神村

辰年キャンペーンを紹介する特設ホームページの画面
辰年キャンペーンを紹介する特設ホームページの画面
展示エリアに隠れているミニドラゴンを見つけるともらえる「八大龍王」の缶バッジ(和歌山県田辺市龍神村柳瀬で)
展示エリアに隠れているミニドラゴンを見つけるともらえる「八大龍王」の缶バッジ(和歌山県田辺市龍神村柳瀬で)
 和歌山県田辺市龍神村の龍神観光協会は4月から「辰年キャンペーン」を始めた。村名に「龍」が付くことにちなみ、12年に1度の辰年を記念した企画。村の各種施設で割引や特典があるほか、飲食店を巡るスタンプラリー「龍の食卓巡り」などのイベントの準備を進めている。


 キャンペーンは、地域の特性を生かしたまちづくりに取り組んでいる「龍の里づくり委員会」との共催。「得」「食」「学」「催」の四つのジャンルがあり、それぞれプロジェクトを計画している。

 「得」のプロジェクトは、4月1日から始まった「辰年限定!龍神村で得々旅」。観光協会や日帰り入浴施設、宿泊施設、キャンプ場、道の駅など計17施設が割引や特典を企画している。対象は、辰年生まれの人や、名前に「龍」「竜」「辰」の漢字がある人。このほか、宿泊客を対象にしたガラガラ抽選会や、先着で一定金額以上の買い物をした人にプレゼントを用意している施設もある。実施期間は施設によって異なる。

 「食」に関するイベントは6月から9月に実施する。「八大龍王 龍の食卓巡り」と題して、辰年や龍をテーマにしたメニューを提供する8店舗を巡る。スタンプラリー形式で、シールを集める仕組みになる。

 また、「学」は地域の子どもたちや住民と共に、辰年にちなんだ作品づくりや、龍神の歴史を再発見する取り組みを計画中。

 初夏に開始する「催」では、村をモチーフにした温泉むすめ「龍神 晴(せい)」のオリジナルデザインのグッズを制作するほか、「龍神 晴」のグッズを置いている施設を巡る事業や、龍神温泉を使った足湯体験などをする。

 キャンペーンの開始に合わせて、龍神観光協会は特設ホームページを開設。事業の詳細を紹介しているほか、最新情報はSNSでも順次、発信していく。

■ミニドラゴン探そう

 龍神村柳瀬の「龍神村Dragon Museum(ドラゴンミュージアム)」は8月末まで、館内の展示スペースに隠されているミニドラゴンのフィギュアを探す催し「封印された八大龍王を解放しよう!」をしている。ミニドラゴンを見つけると、龍の神様である「八大龍王」の缶バッジがもらえるなどの特典がある。参加費は、展示スペースの入場料(500円、小学生は250円)のみ。

 ミニドラゴンは8種類あり、それぞれ番号が記されていて、番号に対応した八大龍王の缶バッジがもらえる。期間中は何度でも挑戦できるが、参加は1日1回のみ。缶バッジは1回の入場で1種類だけもらえる。

 展示スペースへの入場時に申告すると、まず「新人冒険者」の冒険者カードをもらってゲームに参加。ミニドラゴンを見つけて受付に提示すると、缶バッジがもらえて、冒険者ランクがGにランクアップする。

 その後は缶バッジを集めるごとにランクが上がる。G~Aランクは入場料を100円(小学生は50円)割り引く。8個集めるとSランクとなり、入場料が無料になる。

 展示作品にはフィギュアを隠していないため、探す際は作品に触れないよう注意を促している。施設の開館時間は午前9時~午後4時。火曜休館。

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