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町の魅力、何が出るかな ご当地カプセルトイ開発へ和歌山・白浜中2年生

カプセルトイマシンで班を決める白浜中2年生(18日、和歌山県白浜町で)
カプセルトイマシンで班を決める白浜中2年生(18日、和歌山県白浜町で)
 和歌山県白浜町の魅力を全国に発信しようと、白浜中学校2年生(36人)がご当地カプセルトイ「白浜がちゃ」(仮称)の制作に取り組む。町の魅力とエコ素材をテーマに、6種類の商品を考え、形にする。観光客が手に入れたくなる商品は何か。活発な議論が始まった。

 持続可能なまちづくりを目指す地域コミュニティー「白浜コネクトプロジェクト」の取り組み。不動産や映画館運営を手がけ、白浜町にも拠点を持つオーエス(本社・大阪市)が呼びかけ、同町を起点に、多業種の企業や団体が参画している。

 教育とまちづくりを掛け合わせた「白浜がちゃ」は、プロジェクトの第1弾。中学生にさまざまな企業と触れ合い、地域の魅力について考えてもらうことで、町の未来を担う人材を育成するのが目的。2年生は総合学習の時間を利用し、1学期間かけて取り組む。

 白浜中で18日に第1回の授業があり、「プロジェクト」のメンバーが取り組み内容を発表。カプセルの詰まったカプセルトイマシンが登場すると、生徒から歓声が上がった。9班に分かれてアイデアを出し合うが、班分けも「ガチャ」で行った。

 初会合では「白良浜の砂を詰めた瓶」「円月島の形のキーホルダー」「和歌山ラーメンのストラップ」など商品アイデアのほか、砂や(パンダが食べ残した)竹、木材など素材についての意見も出た。

 池田華さんは「カプセルトイは大好きで、欲しいと何回もチャレンジしてしまう。かわいくて、かばんに飾れるものがいい。白浜の魅力と言えば美しい景色。どう組み合わせるかまだアイデアはないけれど、考えるのが楽しみ」と話した。

 商品化するアイデアの選定、カプセルトイマシン4台の設置場所も2年生で決める。8月10日の販売開始を目指す。「白浜がちゃ」の収益の一部は、学生が企画するまちづくりイベントなどに活用する予定。

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