大切にしたい会社大賞 和歌山・田辺の林業「中川」が特別賞
従業員や地域社会を大切にする企業を表彰する「第14回日本でいちばん大切にしたい会社」大賞で、和歌山県田辺市の林業会社「中川」(文里2丁目)が審査員特別賞を受賞した。雇用創出や里山再生の取り組みが評価された。
人を大切にする経営学会(東京都)が主催し、経済産業省や日本商工会議所が後援している。賞での「人」は従業員やその家族、外注先・仕入れ先、顧客、地域社会、株主を指しており、「人を幸せにすれば業績も上がる。そんな大切な会社を1社でも増やしたい」と顕彰制度を始めた。
中川は育林に特化した「木を伐(き)らない林業」を提唱。森林教育や防災活動にも取り組み、地域活性化に貢献している。働き方改革を進め、多様な人材が活躍している点も評価された。
民有林を地元の伐採業者と連携して管理しているため、次の植林を考慮した伐採ができる上、安定的に製材所に木材を提供できる。
地域で拾えるドングリで育苗を展開。地元の中学校や企業、障害者雇用団体も育苗に協力している。
「1日6時間(実働5時間)労働のフレックスタイム制」「休みを取りやすい日当制」を導入。2カ月に1度査定して評価を迅速に給料に反映している。
中川は「創業時から現場第一主義を貫いてきた。林業だからできる働き方や生き方に共感してくれた関係者の皆さんに感謝したい。今回の受賞を励みに従業員と共に希望に満ちた第1次産業の可能性を他地域にも広めたい」とコメントしている。
人を大切にする経営学会(東京都)が主催し、経済産業省や日本商工会議所が後援している。賞での「人」は従業員やその家族、外注先・仕入れ先、顧客、地域社会、株主を指しており、「人を幸せにすれば業績も上がる。そんな大切な会社を1社でも増やしたい」と顕彰制度を始めた。
中川は育林に特化した「木を伐(き)らない林業」を提唱。森林教育や防災活動にも取り組み、地域活性化に貢献している。働き方改革を進め、多様な人材が活躍している点も評価された。
民有林を地元の伐採業者と連携して管理しているため、次の植林を考慮した伐採ができる上、安定的に製材所に木材を提供できる。
地域で拾えるドングリで育苗を展開。地元の中学校や企業、障害者雇用団体も育苗に協力している。
「1日6時間(実働5時間)労働のフレックスタイム制」「休みを取りやすい日当制」を導入。2カ月に1度査定して評価を迅速に給料に反映している。
中川は「創業時から現場第一主義を貫いてきた。林業だからできる働き方や生き方に共感してくれた関係者の皆さんに感謝したい。今回の受賞を励みに従業員と共に希望に満ちた第1次産業の可能性を他地域にも広めたい」とコメントしている。