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緑に囲まれたキャンプ場再開 希望者は野菜の収穫体験も、和歌山・田辺市龍神村

4月からのオープンに向けて、予約を受け付けている「宮代オートキャンプ場」(和歌山県田辺市龍神村宮代で)
4月からのオープンに向けて、予約を受け付けている「宮代オートキャンプ場」(和歌山県田辺市龍神村宮代で)
 和歌山県田辺市龍神村にある宮代オートキャンプ場は、4月1日から今シーズンの営業をスタートする。営業は10月末まで。今月から予約の受け付けを始めており、関係者は「里帰りする感覚で来てもらえたら」と話している。


 キャンプ場は、地元の上宮代区(五味巧区長)が市の委託を受けて運営している。緑の山々に囲まれ、すぐそばを日高川が流れる自然豊かな環境でキャンプを楽しむことができる。近隣だけでなく、県外からのリピーターも多いという。

 近くに棚田や畑もあり、夏や秋には、希望者は野菜の収穫も体験できる。オートキャンプサイトが25区画(電源あり13区画、なし12区画)とコテージが8棟あり、コテージは「マイ寝具」を持参してもらう。管理棟近くの芝生広場ではテントは使用できず、多くの人が自由に遊べるよう来場者の共有スペースとなっている。

 キャンプ場を運営するため、上宮代区では住民による委員会をつくり、毎月会議を開いて1カ月を振り返り、改善点がないかなど話し合っている。清掃や維持管理は区の住民らが担い、地域の交流の場にもなっているという。芝の管理は地元の福祉作業所も一緒に行っている。

 委員会の代表、松場英さん(67)は「ここから見える周囲の田畑は、自然の谷水をそのまま利用している。持続可能な豊かな環境があることを、近隣の人にも改めて見て、感じてほしい。ここでゆっくりと過ごしながら、とても豊かな環境の中で生きているということを見直す機会にしてもらえたら」と話している。

 予約は、電話で宮代オートキャンプ場(090・5660・6112)へ。午前9時~午後6時に受け付けるが、都合により出られない場合がある。インスタグラムでも情報を発信している。

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