【動画】山に雪、広範囲でひょう 春分の日大荒れ、和歌山県南部
春分の日の20日から21日にかけて、強い寒気が流れ込み、低気圧が通過した影響で、紀南は大荒れの天気となった。和歌山県田辺市龍神村の護摩壇山などの山間部では積雪が見られ、広い範囲でひょうが降った。JA紀南では21日朝から各地で梅のひょう害の状況を調べた。
和歌山地方気象台によると、20日は近畿の上空約5500メートルに氷点下36度以下という、この時季としては強い寒気が流れ込み、低気圧が日本海西部から急速に発達しながら北陸に進んだ。
21日朝、護摩壇山では、麓から積雪が見られ、頂上付近では一面銀世界となった。道路にも雪が残り、除雪車が作業に追われていた。
和歌山地方気象台によると、紀南の21日午前の最低気温は西川(古座川町)で氷点下2・1度と最も低く、龍神(田辺市)で氷点下1・3度、栗栖川(田辺市)で氷点下0・9度だった。20日には強風が吹き、南紀白浜(白浜町)では3月の観測史上最大となる最大瞬間風速24・2メートルを観測。潮岬(串本町)は26・3メートルだった。
◇
大気の状態が非常に不安定となり、広い範囲でひょうやあられが降った。田辺市長野では20日午後4時ごろ、小さな氷の塊が勢いよく降った。車の屋根やコンクリートの上に見る見るうちに積もった。
■JA紀南が梅畑調査
JA紀南では、指導員16人が各担当地区内の梅畑を回り、被害が出ていないか確認した。21日中に結果を取りまとめる予定。被害を受けた上富田町内の60代の農家男性は「20日夕方に直径3ミリくらいの粒を確認した。今年は凶作と言われていることもあり、今回の被害はつらい」と話した。
和歌山地方気象台によると、20日は近畿の上空約5500メートルに氷点下36度以下という、この時季としては強い寒気が流れ込み、低気圧が日本海西部から急速に発達しながら北陸に進んだ。
21日朝、護摩壇山では、麓から積雪が見られ、頂上付近では一面銀世界となった。道路にも雪が残り、除雪車が作業に追われていた。
和歌山地方気象台によると、紀南の21日午前の最低気温は西川(古座川町)で氷点下2・1度と最も低く、龍神(田辺市)で氷点下1・3度、栗栖川(田辺市)で氷点下0・9度だった。20日には強風が吹き、南紀白浜(白浜町)では3月の観測史上最大となる最大瞬間風速24・2メートルを観測。潮岬(串本町)は26・3メートルだった。
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大気の状態が非常に不安定となり、広い範囲でひょうやあられが降った。田辺市長野では20日午後4時ごろ、小さな氷の塊が勢いよく降った。車の屋根やコンクリートの上に見る見るうちに積もった。
■JA紀南が梅畑調査
JA紀南では、指導員16人が各担当地区内の梅畑を回り、被害が出ていないか確認した。21日中に結果を取りまとめる予定。被害を受けた上富田町内の60代の農家男性は「20日夕方に直径3ミリくらいの粒を確認した。今年は凶作と言われていることもあり、今回の被害はつらい」と話した。