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一面銀世界!南国紀州で雪遊び 和歌山県田辺市の護摩壇山 

積雪と樹氷で真っ白になった「ごまさんスカイタワー」の近くで、雪遊びを楽しむ参加者(和歌山県田辺市龍神村龍神で)
積雪と樹氷で真っ白になった「ごまさんスカイタワー」の近くで、雪遊びを楽しむ参加者(和歌山県田辺市龍神村龍神で)
 和歌山県田辺市龍神村の龍神観光協会は27日、龍神村龍神の護摩壇山にある道の駅「ごまさんスカイタワー」周辺でイベント「南国紀州の雪あそび」を開いた。子どもから大人まで66人が参加し、樹氷と積雪で真っ白になった会場で雪だるまを作ったり、そりで滑ったりして雪遊びを満喫した。

 護摩壇山の冬の魅力をPRしようと毎年計画している。コロナ禍や雪不足などにより中止が続き、開催は4年ぶりとなった。今年は20日に予定していたが、雪不足と雨が予想されたことで延期。その後、強い冬型の気圧配置が続いた影響で降雪があり、27日は風も弱く絶好の雪遊び日和となった。

 護摩壇山では靴がすっぽりと隠れるくらいの雪が積もり、多い所で60センチほどの積雪があった。参加者は、龍神行政局に集合してバスで移動。道の駅「ごまさんスカイタワー」の裏手で、雪玉を投げ合ったり、かまくらを作ったりして楽しんだ。

 会場では温かいおにぎりと豚汁、ゆで卵を味わった。雪の中に埋まったカラーボールを探す宝探しのイベントもあった。また、雪上を歩くことができる器具「スノーシュー」を着けて散策する遊びもあり、参加した1組4人が護摩壇山を散策した。雪遊びの後は龍神温泉で入浴した。

 和歌山市から父親と弟と一緒に参加した鈴木孝太郎君(11)は「ここまで雪が積もった場所で遊ぶのは楽しい。護摩壇山に登って、こんなに景色が変わるのに驚いた。また来年も参加したい」と喜んだ。

 初めて参加したという田辺市上秋津の有本圭介君(9)は「雪合戦が楽しかった。雪がたくさんあってすごい」。弟の旺介君(6)は「山が白くてきれい。こんなに雪がいっぱい積もった場所で遊べてうれしい」と話した。

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