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命の水、被災地へ 能登半島地震で田辺市が給水車派遣、和歌山

被災地に向けて出発する職員と給水車(22日、和歌山県田辺市高雄3丁目で)
被災地に向けて出発する職員と給水車(22日、和歌山県田辺市高雄3丁目で)
 能登半島地震で断水が続く被災地を支援するため、和歌山県の田辺市水道部の職員と給水車が22日朝、石川県に向けて出発した。23日から27日までの5日間、同県能登町で給水活動に当たる予定。


 石川県内では、被害が大きかった地域で断水が長期化している。

 田辺市の給水活動は、日本水道協会の要請に基づくもの。県内からは第4次の派遣で、紀南の自治体では初めてとなる。

 派遣するのは、職員3人と3トンの給水車1台、支援用の普通車1台。応援物資として、6リットル入りの給水パック800袋も積み込んだ。現地の要望に応じて、避難所での給水活動など臨機応変に活動するという。

 出発に当たり、合川弘部長が「被災された方に安心安全な飲料水を提供できるよう、気を付けて行ってきてください」と激励。派遣される島野浩樹・工務課管理係長は「水は生活に欠かせない大切なもの。切れ目のない給水活動に努めたい」と語り、同僚らに見送られながら被災地へ向かった。

 市では今後も、避難所運営の支援などで職員を派遣する予定だという。

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