川舟で渡る世界遺産、復活へ! 熊野古道大辺路「安居の渡し」、2月から和歌山・南紀白浜
船頭の高齢化や資金難などを理由に1月から休止している世界遺産・熊野古道大辺路にある「安居の渡し」(和歌山県白浜町安居)が、2024年2月3日から土日曜、祝日限定で復活する見込みだ。町は5日開会の町議会12月定例会に川舟の維持費や保険代など本年度からの3年分として150万円を計上する。
「富田坂」と「仏坂」の間にある日置川を川舟で渡る「安居の渡し」は、大辺路で唯一、川舟で川を渡る人気スポット。1950年ごろから利用者が減り、その後途絶えていたが、2005年10月に地元有志が「安居の渡し保存会」を結成して復活させた。
利用客は昨年7月に延べ1万人を超えたが、資金難や船頭の高齢化を理由に休止。同町日置川地域を拠点に教育旅行を受け入れている南紀州交流公社(白浜町安居)からの運航依頼のみ、地域貢献活動として応えていた。
また、来年の熊野古道の世界遺産登録20周年を前に、南紀白浜観光協会が企画したイベントで、10、11月の土日曜など10日間限定で特別運航した。計130人が乗船した。
船頭を務める保存会のメンバーは60~70代の7人。生本洋三会長(73)は「(特別運航では)再開を待ち焦がれていたという多くの人が乗船してくれ、とても喜んでもらった。議会で予算が通れば、またみんなで力を合わせて頑張っていきたい」と話した。
運航は土日曜、祝日の午前9時~10時と午後1時半~2時半。料金は紀州材製の乗船手形を含め1人500円。事前予約制にする予定だという。
井澗誠町長は「安居の渡しは、県、町にとっても貴重な財産。運営が軌道に乗るよう全力でサポートしていきたい」と述べた。
「富田坂」と「仏坂」の間にある日置川を川舟で渡る「安居の渡し」は、大辺路で唯一、川舟で川を渡る人気スポット。1950年ごろから利用者が減り、その後途絶えていたが、2005年10月に地元有志が「安居の渡し保存会」を結成して復活させた。
利用客は昨年7月に延べ1万人を超えたが、資金難や船頭の高齢化を理由に休止。同町日置川地域を拠点に教育旅行を受け入れている南紀州交流公社(白浜町安居)からの運航依頼のみ、地域貢献活動として応えていた。
また、来年の熊野古道の世界遺産登録20周年を前に、南紀白浜観光協会が企画したイベントで、10、11月の土日曜など10日間限定で特別運航した。計130人が乗船した。
船頭を務める保存会のメンバーは60~70代の7人。生本洋三会長(73)は「(特別運航では)再開を待ち焦がれていたという多くの人が乗船してくれ、とても喜んでもらった。議会で予算が通れば、またみんなで力を合わせて頑張っていきたい」と話した。
運航は土日曜、祝日の午前9時~10時と午後1時半~2時半。料金は紀州材製の乗船手形を含め1人500円。事前予約制にする予定だという。
井澗誠町長は「安居の渡しは、県、町にとっても貴重な財産。運営が軌道に乗るよう全力でサポートしていきたい」と述べた。