和歌山県田辺市高雄２丁目１４、スポーツ用品店「ＳＰＯＲＴＳ　ＴＳＵＢＯＩ（スポーツ　ツボ井）」（坪井敏行さん経営）は、店内に修理工房を設けた。これまでも野球のグラブやスパイクなどの修理を受けてきたが、本格的に修理を始めた。

　店の一角に「修理工房」の看板がつるしてある。ミシンや修理道具が並ぶ。修理する様子を間近で見学することもできる。修理を担当しているのは、約２０年の経験を積んだ毛利栄樹さん。ミズノのクラフトマン（熟練工）に逐一相談しながら技術を磨いている。

　修理の依頼は、主に野球のグラブやスパイクが多いという。グラブの場合、ひもちぎれや革の破れ修理が大半。ひも修理は１、２日、革の破れ修理は２、３日かかる。修理を終えたグラブは、丁寧に汚れを落とし、オイル、つや出しクリームを塗ってから引き渡す。

　スパイクは前部の革「Ｐ革」を付け替えると、土がスパイクの中に入らず、長持ちするという。革をスパイクにくぎで打つやり方と手縫いとがある。

　取り扱っている野球の主なメーカーは、ミズノ、ローリングス、アンダーアーマー。これ以外のメーカーであっても修理を受けている。

　グローブを購入すれば、スキーム型付け（２０～３０分）をサービスしている。

　毛利さんは「修理やお手入れに関することは何でも相談してください」と呼び掛けている。

　営業時間は午前９時半～午後８時。無休。電話０７３９・２２・０７０７。