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平安の熊野詣で再現 田辺で絵巻行列

平安時代の衣装で練る参加者(3日、和歌山県田辺市中辺路町高原で)
平安時代の衣装で練る参加者(3日、和歌山県田辺市中辺路町高原で)
 平安時代の熊野詣でを再現する「熊野古道絵巻行列」が3日、和歌山県田辺市中辺路町高原であった。男女44人が衣装をまとい、熊野古道やその周辺約1・5キロを練った。

 中辺路町観光協会が主催。男女が法皇、西行法師、尼将軍などに扮(ふん)した。なかへち清姫太鼓の演奏に合わせて霧の里休憩所を出発し、高原熊野神社を参拝した後に高原地区を一周した。

 秋晴れの中、沿道では写真愛好者や行列に参加した人の家族らがシャッターを切った。会場では「高原もみじまつり」として、物産販売や餅投げもあった。

 来春、婚約者と一緒に高原地区でゲストハウスを開くというフランス人のサラ・ルソールさん(30)は「着物を着て熊野古道を歩くことができてうれしい。スピリチュアルな気持ちになった」と喜んだ。

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