住宅地は33年連続で下落 和歌山県の地価、下げ幅は緩やかに
和歌山県は19日、7月1日時点の地価を発表した。住宅地は昨年より平均で0・8%下がり、33年連続で下落した。商業地も0・5%下がって32年連続の下落となった。ただ、住宅地はマイナス1・4%、商業地はマイナス1・2%だった2021年から、いずれも2年連続で下落幅が縮小した。
調査は1974年に始まり50回目となる。
住宅地は継続調査している145地点のうち、21地点で昨年より上昇した。上昇地点は2021年が2地点、22年が10地点で、今年も大幅に増えた。下落地点は昨年より11地点少ない113地点、横ばいは2地点少ない11地点だった。
商業地は継続調査している45地点のうち、昨年より10地点で上昇した。21年はゼロ、22年は6地点で、今年はさらに4地点増えた。下落したのは昨年より4地点少ない27地点、横ばいは2地点多い8地点だった。
住宅地で地価が上昇したのは和歌山市12地点、岩出市3地点、田辺市と串本町が各2地点、印南町と上富田町が各1地点。閑静な住宅街や津波の危険性がない高台で上昇した。
上昇率上位5地点のうち4地点は和歌山市内だった。最も高かったのは和歌山市中心部の「和歌山市関戸1―3―3」の1・8%。昨年より1平方メートル当たり2千円上がって11万5千円となった。2番目は「印南町印南菖蒲谷2763番16」の1・2%で、300円上がり2万5千円となった。
地価上位5地点はいずれも和歌山市内。最高は11年連続で和歌山城の南の住宅街「和歌山市吹上4―2―36」で、19万6千円だった。
商業地で上昇したのは和歌山市9地点と田辺市1地点。上昇率上位5地点はいずれも和歌山市内。最も上昇率が高かったのはJR和歌山駅前の「和歌山市太田2―13―12」で、昨年より2千円(1・0%)上がり19万4千円になった。
地価上位5地点もいずれも和歌山市内。JR和歌山駅前の「和歌山市友田町5丁目50番外」(44万5千円)が25年連続で最高地点だった。
不動産鑑定士の美濃部元秀さんは「少子高齢化の進行や地域経済の低迷、自然災害の懸念などから地価下落の傾向は変わっていないが、新型コロナウイルスによる景況感の悪化から回復傾向が見られ、下落率は縮小した」と話した。
地価調査の基準地の詳細は県のホームページで閲覧できる。
調査は1974年に始まり50回目となる。
住宅地は継続調査している145地点のうち、21地点で昨年より上昇した。上昇地点は2021年が2地点、22年が10地点で、今年も大幅に増えた。下落地点は昨年より11地点少ない113地点、横ばいは2地点少ない11地点だった。
商業地は継続調査している45地点のうち、昨年より10地点で上昇した。21年はゼロ、22年は6地点で、今年はさらに4地点増えた。下落したのは昨年より4地点少ない27地点、横ばいは2地点多い8地点だった。
住宅地で地価が上昇したのは和歌山市12地点、岩出市3地点、田辺市と串本町が各2地点、印南町と上富田町が各1地点。閑静な住宅街や津波の危険性がない高台で上昇した。
上昇率上位5地点のうち4地点は和歌山市内だった。最も高かったのは和歌山市中心部の「和歌山市関戸1―3―3」の1・8%。昨年より1平方メートル当たり2千円上がって11万5千円となった。2番目は「印南町印南菖蒲谷2763番16」の1・2%で、300円上がり2万5千円となった。
地価上位5地点はいずれも和歌山市内。最高は11年連続で和歌山城の南の住宅街「和歌山市吹上4―2―36」で、19万6千円だった。
商業地で上昇したのは和歌山市9地点と田辺市1地点。上昇率上位5地点はいずれも和歌山市内。最も上昇率が高かったのはJR和歌山駅前の「和歌山市太田2―13―12」で、昨年より2千円(1・0%)上がり19万4千円になった。
地価上位5地点もいずれも和歌山市内。JR和歌山駅前の「和歌山市友田町5丁目50番外」(44万5千円)が25年連続で最高地点だった。
不動産鑑定士の美濃部元秀さんは「少子高齢化の進行や地域経済の低迷、自然災害の懸念などから地価下落の傾向は変わっていないが、新型コロナウイルスによる景況感の悪化から回復傾向が見られ、下落率は縮小した」と話した。
地価調査の基準地の詳細は県のホームページで閲覧できる。