住宅地32年連続下落 和歌山県の基準地価
和歌山県は20日、7月1日時点の地価を発表した。住宅地の平均変動率はマイナス1・1%(昨年マイナス1・4%)、商業地はマイナス0・9%(同マイナス1・2%)。いずれも昨年より下落率は縮小したが、住宅地は32年連続、商業地は31年連続で下落した。
住宅地の変動率は全国38位(昨年42位)、商業地は全国32位(28位)で、近畿2府4県では住宅地、商業値とも最下位となった。
全国では、住宅地が31年ぶりにプラスに転じ0・1%の上昇。商業地も0・5%上昇で3年ぶりのプラスとなった。
全国でプラスに転じた一方、県内ではそこまでに至らない理由について、地価調査の県代表幹事で、不動産鑑定士の佐藤健さんは「津波被害への懸念や少子高齢化などの影響など、改善されにくい要因がある」と話した。一方、下落率が縮小したことについては、新型コロナウイルスで景況感が悪化していたが、コロナ後を見据え、和歌山市中心部での地価に回復傾向が見られたことが要因と、県が説明している。
住宅地は継続調査地点の147地点のうち、昨年より8地点多い10地点で価格が上昇した。最も上昇率が高かったのは「和歌山市南田辺丁27番」の0・9%。1平方メートル当たりで千円上がり11万円となった。市中心部の居住環境や利便性に優れた住宅地で人気が高いという。
上昇したのは同地点を含む和歌山市の8地点と、津波被害が想定される地域の高台に位置する紀南の2地点。「印南町印南菖蒲谷2763番16」は0・8%(200円)上昇し2万4700円。昨年は最も上昇率が高かったが、今年は4番目だった。このほか、「串本町上野山218番」も0・4%(100円)上がり2万6200円。上昇した中では最も低い10番目の上昇率だった。
商業地では継続調査した43地点のうち和歌山市内の6地点で上昇した。上昇地点があるのは2年ぶり。最も上昇率が高かったのは市中心部にあり、中低層の店舗や事務所が混在する「和歌山市駿河町47番」。0・9%(千円)上がり11万5千円となった。
価格最高地点は住宅地は10年連続で「和歌山市吹上4―2―36」となった。価格は19万5千円。和歌山城の南にある閑静な住宅地で居住環境に優れるため人気が高いという。商業地はJR和歌山駅前にあり、県内で最も繁華な「和歌山市友田町5丁目50番外」の44万3千円で、24年連続で最高となった。
住宅地の変動率は全国38位(昨年42位)、商業地は全国32位(28位)で、近畿2府4県では住宅地、商業値とも最下位となった。
全国では、住宅地が31年ぶりにプラスに転じ0・1%の上昇。商業地も0・5%上昇で3年ぶりのプラスとなった。
全国でプラスに転じた一方、県内ではそこまでに至らない理由について、地価調査の県代表幹事で、不動産鑑定士の佐藤健さんは「津波被害への懸念や少子高齢化などの影響など、改善されにくい要因がある」と話した。一方、下落率が縮小したことについては、新型コロナウイルスで景況感が悪化していたが、コロナ後を見据え、和歌山市中心部での地価に回復傾向が見られたことが要因と、県が説明している。
住宅地は継続調査地点の147地点のうち、昨年より8地点多い10地点で価格が上昇した。最も上昇率が高かったのは「和歌山市南田辺丁27番」の0・9%。1平方メートル当たりで千円上がり11万円となった。市中心部の居住環境や利便性に優れた住宅地で人気が高いという。
上昇したのは同地点を含む和歌山市の8地点と、津波被害が想定される地域の高台に位置する紀南の2地点。「印南町印南菖蒲谷2763番16」は0・8%(200円)上昇し2万4700円。昨年は最も上昇率が高かったが、今年は4番目だった。このほか、「串本町上野山218番」も0・4%(100円)上がり2万6200円。上昇した中では最も低い10番目の上昇率だった。
商業地では継続調査した43地点のうち和歌山市内の6地点で上昇した。上昇地点があるのは2年ぶり。最も上昇率が高かったのは市中心部にあり、中低層の店舗や事務所が混在する「和歌山市駿河町47番」。0・9%(千円)上がり11万5千円となった。
価格最高地点は住宅地は10年連続で「和歌山市吹上4―2―36」となった。価格は19万5千円。和歌山城の南にある閑静な住宅地で居住環境に優れるため人気が高いという。商業地はJR和歌山駅前にあり、県内で最も繁華な「和歌山市友田町5丁目50番外」の44万3千円で、24年連続で最高となった。