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国民文化祭に向け「盛り上げ隊」発足 和歌山県

「紀の国わかやま文化祭2021」の「盛り上げ隊」を代表して、仁坂吉伸知事(右)に決意表明する参加者=和歌山県庁で
「紀の国わかやま文化祭2021」の「盛り上げ隊」を代表して、仁坂吉伸知事(右)に決意表明する参加者=和歌山県庁で
 2年後に和歌山県内で初開催される「紀の国わかやま文化祭」(第36回国民文化祭わかやま2021、第21回全国障害者芸術・文化祭わかやま大会)の機運を高めようと、県内の文化関係団体など49団体が各地でPRする「盛り上げ隊」を発足させた。

 国民文化祭は全国規模の文化の祭典で、国民の文化活動への参加の意欲を促し、全国障害者芸術・文化祭は障害者の自立と社会参加を促す目的で毎年開かれている。2021年は10月30日~11月21日の予定で県内各地で開催。今のところ、田辺市では「邦楽」「ダンス」「吟剣詩舞道」、上富田町では「連句」などが予定されている。

 「盛り上げ隊」は県の呼び掛けに応じた音楽やダンス、華道、茶道などの関係団体や劇団など29団体と、市町の文化協会20団体でつくり、各団体が主催イベントや、県内での参加イベント、会員制交流サイトなどで文化祭について情報発信する。

 発足式は25日、県庁であった。仁坂吉伸知事が出席団体の代表者らに順番に委嘱状を手渡し「全国からたくさんの方においでいただく。県民もおもてなしをしてほしい。文化祭に対する県民の関心をどんどん高め、皆で盛り上げていきたい」とし、積極的な活動を呼び掛けた。

 盛り上げ隊を代表し、県民謡連合会事務局長の藤原真千子さん(70)と、和太鼓サークルの「きのかわ支援学校OBチーム DRUM輪」キャプテンの石井勝式さん(21)が仁坂知事に「和歌山県で開催されることを誇りに思い、県内外の方に文化の魅力を伝えたい。歴史に残るような素晴らしい文化祭になるように、盛り上げ隊として精いっぱい頑張る」と決意表明した。

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