ドローンで進入灯橋点検へ 南紀白浜空港
南紀白浜空港(和歌山県白浜町)の運営を担う南紀白浜エアポートは、進入灯橋の点検にドローンを使えないか検討している。従来の目視による点検と比較し、問題がなければ導入したいという。
施設の維持管理に情報通信技術(ICT)を積極的に取り入れようという同社の取り組みの一環。進入灯橋の点検にドローンを用いるのは全国的にも珍しいという。
白浜空港の進入灯橋は滑走路北側の先にあり、飛来する航空機が着陸時の目印にする。延長660メートル、地上からの高さは最大で約40メートル。
国は基準で、5年に1度の点検を義務づけている。変形や亀裂、ボルトの緩み、塗装の腐食などを確認する。
エアポート社によると、以前は足場を組んで作業員が登り、目視で劣化の具合を確認していた。この方法をドローンに変えることで、費用を抑え、効率よく調べられると考えている。ドローンに取り付けるカメラの解析度も上がっているほか、撮影した映像を何度も確認できるという利点もある。
エアポート社はこのほど、業務提携している「オリエンタルコンサルタンツ」(東京)と、実際にドローンを飛ばす試験をした。360度撮影できるカメラが付いたドローンを、点検業者の担当者が操作。社員らは動画の解析度をモニターで確認した。ドローンは橋と接触しないよう、カーボン製の球体ガード(直径75センチ)を取り付けた。
エアポート社では「今回はテストだが、問題がなければ年度内にも本格的な点検をドローンで実施したい」と話している。
ICTの活用を巡っては、エアポート社は巡回点検支援システムを導入済み。路面の劣化などをスマートフォンで撮影し、その写真と状況を説明する文章、位置情報をシステムへ送って共有する仕組みになっている。
施設の維持管理に情報通信技術(ICT)を積極的に取り入れようという同社の取り組みの一環。進入灯橋の点検にドローンを用いるのは全国的にも珍しいという。
白浜空港の進入灯橋は滑走路北側の先にあり、飛来する航空機が着陸時の目印にする。延長660メートル、地上からの高さは最大で約40メートル。
国は基準で、5年に1度の点検を義務づけている。変形や亀裂、ボルトの緩み、塗装の腐食などを確認する。
エアポート社によると、以前は足場を組んで作業員が登り、目視で劣化の具合を確認していた。この方法をドローンに変えることで、費用を抑え、効率よく調べられると考えている。ドローンに取り付けるカメラの解析度も上がっているほか、撮影した映像を何度も確認できるという利点もある。
エアポート社はこのほど、業務提携している「オリエンタルコンサルタンツ」(東京)と、実際にドローンを飛ばす試験をした。360度撮影できるカメラが付いたドローンを、点検業者の担当者が操作。社員らは動画の解析度をモニターで確認した。ドローンは橋と接触しないよう、カーボン製の球体ガード(直径75センチ)を取り付けた。
エアポート社では「今回はテストだが、問題がなければ年度内にも本格的な点検をドローンで実施したい」と話している。
ICTの活用を巡っては、エアポート社は巡回点検支援システムを導入済み。路面の劣化などをスマートフォンで撮影し、その写真と状況を説明する文章、位置情報をシステムへ送って共有する仕組みになっている。