ボウズハゼが滝登り 和歌山県の清流・古座川「滝の拝」で
和歌山県古座川町小川の県の名勝・天然記念物「滝の拝」で、ボウズハゼ(ハゼ科)が垂直な岩壁にくっついて滝登りをする姿が見られる。
ボウズハゼは、西日本を中心に分布している。石に付いたコケを食べ、体長は15センチほどになる。
県立自然博物館(海南市)によると、滝登りは、同じコケを食べるアユなどライバルのいない上流を目指すための習性だという。吸盤状になっている腹びれを使うだけでなく、口も吸盤のように器用に使うのが特徴。
滝の拝では、ボウズハゼが急流を避け、腹びれと口を交互に使ってシャクトリムシにように体を伸び縮みさせて壁を登っていた。
同館の國島大河学芸員(33)は「目を凝らさないと見つけにくいので、双眼鏡やスマートフォンのカメラを使って観察してみて。人目に付かず頑張っている生き物がいることを知ってほしい」と話した。
ボウズハゼは、西日本を中心に分布している。石に付いたコケを食べ、体長は15センチほどになる。
県立自然博物館(海南市)によると、滝登りは、同じコケを食べるアユなどライバルのいない上流を目指すための習性だという。吸盤状になっている腹びれを使うだけでなく、口も吸盤のように器用に使うのが特徴。
滝の拝では、ボウズハゼが急流を避け、腹びれと口を交互に使ってシャクトリムシにように体を伸び縮みさせて壁を登っていた。
同館の國島大河学芸員(33)は「目を凝らさないと見つけにくいので、双眼鏡やスマートフォンのカメラを使って観察してみて。人目に付かず頑張っている生き物がいることを知ってほしい」と話した。