記録的暑さで梅干し好調 熱中症や夏バテ予防に、全国一の産地・和歌山県南部
夏本番を迎え、梅干しの売れ行きが良くなっている。熱中症や夏ばて予防に効果的だとされており、今夏は記録的な暑さとなっているからとみられる。梅雨明けから、天日干し作業に精を出す農家も、暑さの影響を心配しつつ好調な売れ行きを喜んでいる。
今夏は、全国的に最高気温が35度以上となる「猛暑日」が続いている。和歌山県紀南地方でも連日、30度以上の「真夏日」となっている。この影響もあってか、梅雨明け後の7月下旬から、梅干しがよく売れるようになったという。
みなべ町内の梅加工販売会社の代表は「通販で売れ行きが良くなり、直売店も売れている。熱中症予防には梅干しを食べればよいと聞いたという客もいる」と話す。
昨年度までの2年間、梅の豊作が続いたことで梅干し商品の在庫を抱える加工会社が多く、それが梅干しの原料となる完熟梅の本年度の価格に響いている。農家からの買い取りを早々にやめる加工業者もあったという。
加工業者は、梅干しの売れ行きが8月以降も好調が続き、在庫がなくなることを期待する。町内の別の加工会社の代表は「これまでの年もある程度は売れていたが、今夏は特別に暑いので、いつも以上に売れている。今後もしっかりPRして売っていきたい」と話す。
農家も、梅干しの売れ行き好調を喜ぶ。天日干しは梅雨明けから始まり、3日ほど干せば、1次加工の「白干し梅」が出来上がる。それを加工会社に販売する。購入した加工会社は2次加工で調味漬けして商品化する。
農家と加工会社との売買が本格化するのは秋以降で、農家は順調に買い取ってくれることに期待している。
町農業振興協議会の廣村勝利会長(50)は「これだけ暑いと健康被害や電気代、農作物などへの影響などが心配されるが、梅干しが売れることはうれしい。体調管理のために、ぜひ食べてもらいたい。需要が高まれば、農家のやりがいにもつながる」と話している。
今夏は、全国的に最高気温が35度以上となる「猛暑日」が続いている。和歌山県紀南地方でも連日、30度以上の「真夏日」となっている。この影響もあってか、梅雨明け後の7月下旬から、梅干しがよく売れるようになったという。
みなべ町内の梅加工販売会社の代表は「通販で売れ行きが良くなり、直売店も売れている。熱中症予防には梅干しを食べればよいと聞いたという客もいる」と話す。
昨年度までの2年間、梅の豊作が続いたことで梅干し商品の在庫を抱える加工会社が多く、それが梅干しの原料となる完熟梅の本年度の価格に響いている。農家からの買い取りを早々にやめる加工業者もあったという。
加工業者は、梅干しの売れ行きが8月以降も好調が続き、在庫がなくなることを期待する。町内の別の加工会社の代表は「これまでの年もある程度は売れていたが、今夏は特別に暑いので、いつも以上に売れている。今後もしっかりPRして売っていきたい」と話す。
農家も、梅干しの売れ行き好調を喜ぶ。天日干しは梅雨明けから始まり、3日ほど干せば、1次加工の「白干し梅」が出来上がる。それを加工会社に販売する。購入した加工会社は2次加工で調味漬けして商品化する。
農家と加工会社との売買が本格化するのは秋以降で、農家は順調に買い取ってくれることに期待している。
町農業振興協議会の廣村勝利会長(50)は「これだけ暑いと健康被害や電気代、農作物などへの影響などが心配されるが、梅干しが売れることはうれしい。体調管理のために、ぜひ食べてもらいたい。需要が高まれば、農家のやりがいにもつながる」と話している。