串本町の中学生4人が米国へ スペースキャンプで宇宙飛行士に挑戦!
アメリカ・アラバマ州の米国宇宙ロケットセンターで7月1~7日に開かれる「スペースキャンプ」に、和歌山県串本町の中学生4人が参加する。世界各国から子どもたちが集まり、宇宙について体験しながら学ぶ。
公益財団法人「日本宇宙少年団」から県教育委員会を通じて招待を受けた。参加するのは串本西中学校の河原福太君(3年)と清野潤平君(2年)、串本中の潮﨑大佑君(3年)と杉本爽真君(同)。そのほか、理科教員2人と介添人1人も参加する。
参加者は6月28日に串本町を出発し、29日は茨城県つくば市の宇宙航空研究開発機構(JAXA)筑波宇宙センターで研修、30日に渡米する。7月1~7日にスペースキャンプに参加し、9日に帰国する。
カリキュラムはすべて英語で行われ、宇宙計画や航空宇宙産業についての講義や施設見学、宇宙飛行士の訓練を体験する。
13日に開会した6月町議会で田嶋勝正町長は「ロケット最先端の町ならではの招待。子どもたちにとっては、単なる渡米ではなく、世界各国の人々と出会い、英語力の向上、宇宙事業への関心など得るものが多い体験活動になると思う」と話した。
■ロケットの機運高揚を
同町田原にあるロケット発射場「スペースポート紀伊」を運営する「スペースワン」(東京都)が、夏ごろを目指して準備を進めている初号機の打ち上げについて、田嶋町長は「現時点で日程は示されていない」と述べた。その上で「計り知れない困難なプロジェクト。打ち上げまで、またそれ以降も(ロケットに対する)機運を高める取り組みを進める」と強調した。
「スペースワン」は当初、初号機の打ち上げを2022年3月に予定していた。その後、延期を3回繰り返した。新型コロナウイルスやウクライナ情勢を受けた物流への影響で、海外からロケット部品を調達できないことなどが理由だった。
今回、日程が決まらないのには別の背景もあるという。昨秋から今春にかけ、大型ロケットの打ち上げ失敗や探査機のトラブルなど、国内外で宇宙産業のプロジェクトが相次いで不調に終わっている。田嶋町長は「スペースワン社から『初号機の成功に向けて追加的な検証と改善処置の検討を行っており、万全の態勢で準備を進めている』と報告を受けた」と明かした。
公益財団法人「日本宇宙少年団」から県教育委員会を通じて招待を受けた。参加するのは串本西中学校の河原福太君(3年)と清野潤平君(2年)、串本中の潮﨑大佑君(3年)と杉本爽真君(同)。そのほか、理科教員2人と介添人1人も参加する。
参加者は6月28日に串本町を出発し、29日は茨城県つくば市の宇宙航空研究開発機構(JAXA)筑波宇宙センターで研修、30日に渡米する。7月1~7日にスペースキャンプに参加し、9日に帰国する。
カリキュラムはすべて英語で行われ、宇宙計画や航空宇宙産業についての講義や施設見学、宇宙飛行士の訓練を体験する。
13日に開会した6月町議会で田嶋勝正町長は「ロケット最先端の町ならではの招待。子どもたちにとっては、単なる渡米ではなく、世界各国の人々と出会い、英語力の向上、宇宙事業への関心など得るものが多い体験活動になると思う」と話した。
■ロケットの機運高揚を
同町田原にあるロケット発射場「スペースポート紀伊」を運営する「スペースワン」(東京都)が、夏ごろを目指して準備を進めている初号機の打ち上げについて、田嶋町長は「現時点で日程は示されていない」と述べた。その上で「計り知れない困難なプロジェクト。打ち上げまで、またそれ以降も(ロケットに対する)機運を高める取り組みを進める」と強調した。
「スペースワン」は当初、初号機の打ち上げを2022年3月に予定していた。その後、延期を3回繰り返した。新型コロナウイルスやウクライナ情勢を受けた物流への影響で、海外からロケット部品を調達できないことなどが理由だった。
今回、日程が決まらないのには別の背景もあるという。昨秋から今春にかけ、大型ロケットの打ち上げ失敗や探査機のトラブルなど、国内外で宇宙産業のプロジェクトが相次いで不調に終わっている。田嶋町長は「スペースワン社から『初号機の成功に向けて追加的な検証と改善処置の検討を行っており、万全の態勢で準備を進めている』と報告を受けた」と明かした。