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サンライズFCが優勝 社会人サッカー和歌山大会

優勝を喜ぶ南紀オレンジサンライズFCのメンバー(和歌山県橋本市で)
優勝を喜ぶ南紀オレンジサンライズFCのメンバー(和歌山県橋本市で)
 第59回全国社会人サッカー選手権和歌山大会(県サッカー協会主催)の決勝が4日、橋本市北馬場のサカイキャニングスポーツパークであり、南紀オレンジサンライズFCが和歌山紀北蹴球団に4―1で勝ち、初優勝した。サンライズFCは、7月下旬に始まる関西大会に出場する。


 決勝はMF阪本匠馬選手(25)のハットトリックなどで試合を有利に進めた。キャプテンマークを巻いたDF水本龍之介選手(23)は「昨年はこの大会で初戦敗退していたので、今年こそタイトルを取ると臨んだ。関西大会で格上のチームを相手にどこまで戦えるか。さらに成長して挑みたい」と次を見据えた。

 サンライズFCは「サッカークラブ×移住×農業」をスローガンに、みなべ町以南を拠点にして昨年から本格的に活動を始めた。現在、県社会人リーグ2部に所属する。全国社会人サッカー選手権和歌山大会は昨年に続いて2回目の出場だった。

■選手が監督代行

 サンライズFCは、GKの小池捺生選手(20)がコーチ兼監督代行を務めている。前監督とコーチは3月末で契約解除となっていた。

 小池選手は1月、練習中に膝の靱帯(じんたい)を痛めて手術を受け、長期離脱中。JFA(日本サッカー協会)公認のC級指導者ライセンスを持っていることもあって、監督代行を引き受けた。

 公式戦ではこれまで和歌山大会の全4試合と、4月に始まった県2部リーグの3試合で指揮を執り、全勝している。「選手目線で考えることはできるのかな。いい経験をしている」と話す。試合の前には、キャプテンや選手会の役員らで話し合って戦術を決めているという。

 小池選手は「ここからがスタート。自分たちのサッカーで、全国大会を目指して勝ち上がっていきたい」と抱負を語った。

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